斎千前提世界用
□おまけ2・後編
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顔を出したのは幼い双子の息子達で
身体を起こしてる壱華に気付いて
にこーっと笑顔を浮かべていた。
「「ママー!」」
「あ、壬に司。おはよ」
双子達はヨタヨタと歩いて来て
ベッドの縁にポフン、とぶつかっていた。
にこにことしている双子を見下ろしながら
壱華は少し納得していた。
「……だから夜ってこと?総ちゃん」
「そうだよ。廊下の方から2人の気配してたからね。」
そっか、と呟いて。
壱華はベッドの下にいる双子に手を伸ばした。
キャッキャとはしゃぐ幼い双子をベッドの上に乗せると壱華はその2人を一気にむぎゅぅと抱きしめていた。
「壬、司。着替えたら遊ぼうか。」
「「きゃー!」」
その日の昼間
若い夫婦と幼い子供達は家の中ではあったが思いっきり遊んで
夜になれば夫婦は2人きりで2人だけの時間を楽しんでいたのだから結局はいつも通りになっていた。