仔狐用
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沖田さんの背中を拭いて、前の方は沖田さんが自分で拭いてて
その間ボクは見ないようにそっぽ向いてた。
だから、沖田さんが悪戯な笑みを浮かべていたことにボクは気付いてなかった
「天理。」
「沖田さん終わったー?」
呼ばれたから
そう振り向こうとしたら背中に重みを感じた。
「うぇ!?」
「ハハッ、天理って隙だらけだよね。」
「沖田さんの気配に慣れただけです」
慣れた気配には無防備だってお母さんにも注意されたことあるけどさ……
「ふぅん?」
「なんですかー」
沖田さんの素肌が背中と肩に触れていて
ボクは服の上からだけどその温度がよくわかった。