青い炎

□1話
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ガラガラガラ――

「よー、みんなー、席に着けー転入生だー」

ザワザワ――

「転入生?」
「3年で?」
「ふむ、興味深い」


「おーい、静かにしろー。じゃあ、入ってこい」

『はい』


新学期が始まって数日が過ぎたある日の朝、私は立海大附属中学校に転入した。これから新しい生活が始まるんだ。これで良かったんだ。、、、私は逃げてなんかいない。



シーン――

「よし、気持ち悪いほど静かだな。じゃあ自己紹介頼むぞ」

『はい、先生。初めまして、東京から来ました、九条蘭華と申します。この時期に転入してきて私も不安なので仲良くしていただけると嬉しいです。よろしくお願いいたします』


私は挨拶をして一礼し、顔を上げるとそこには口を少し開けてポカンとしてる人や隣の人と顔を見合わせている人や、恐ろしく鋭い目を私に向けてくる人が、、、あ、目閉じた。開眼こわっ。とにかく心配だわ。私変なこと言ってしまったかしら?格好が可笑しいのかしら?制服は我ながら似合っていると思うけど。ああ、成る程。

私はネクタイを外し、ゆるゆるに結び直し、ちょっと教卓の陰にお邪魔してスカートを上げて、もう一度黒板の前に立った。


『あら?』

またしても開眼君が開眼してしまったし、今度は先生まで固まってしまった。まったく、どうなっているの?この学校は。私、前の学校で色々なお嬢様と知り合ったけどそこまで影響されてないのよ。この口調は昔からの習い事の影響。何が言いたいかって、つまりどこかの表面おしとやかなお嬢様たちと違って私はキレるとかなり口が悪くなるのよ。


『ちょっと!!なんなのさっきから!!言いたいことがあるならさっさと言いなさいよ、この開眼ヤロー!!』


シーン――
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