私立シルヴェール学園

□シルヴェール学園七不思議〜彷徨える人体模型〜
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夕方近く――学校の駐車場――


リノア「位置について、よ〜い―――ドン!」
ザックス「らぁああああああああああ!!!」
ティーダ「うぉおおおおおおおおおお!!!」

ドドドドドドドド!!!

エーコ「よ〜い、始め!」
ジタン「いよっしゃああああああああ!!」
ユフィ「投げるべし!投げるべし!」
リュック「まだまだいっくよ〜!」
ゼル「おっしゃ十個目!!」

ガーネット「せーのっ!」
クラウド「カステラ一番」
スコール「電話は二番」
クラウド「三時の」
スコール「おやつは」
クラウド「ぶん」
スコール「めい」
二人「○」

サイファー「・・・俺達何で駐車場で体育祭の練習してんの?」
ルーファウス「校庭が他のクラスに使われてるからだ」
サイファー「ザックスとティーダはリレーの練習、ジタンたちは玉入れの練習。
      最後のクラウドとスコールは何やってんだ?」
ルーファウス「『天国と地獄』の音楽に合わせて二人で飛ぶ縄跳びの種目“リズムで縄跳び”の練習だ。
       リズム良く飛ばなければ躓く上に減点となる」
サイファー「誰だよそんなくだらねー競技考えた奴」
ルーファウス「私だ」
サイファー「オメーかよ!この腐れ生徒会長!!」

セルフィ「ちょっと〜、ちゃんと練習しなよ〜」
サイファー「借り物競争の練習なんて出来るかよ」
セルフィ「とりあえず教頭室の物を適当にダッシュで取ってくればええやん」
サイファー「んな命がけの借り物なんて出きっか!!」
セルフィ「じゃあこっそり取ってくるのは?」
サイファー「かわんねーよ!!」
セルフィ「我儘やな〜」
サイファー「どこがだよ!!」


ティーダ「はぁ〜〜〜、疲れたッス!」
ジタン「なぁ、そろそろ女子は応援の練習した方がいいんじゃないか?」
ティファ「そんな事言ったってダメよ」
キスティス「チア服姿見たいのみえみえね」
ガーネット「当日までのお楽しみよ」
ジタン「え〜〜っ」

???「もう!そんないけず言わないで見せてあげたらいいじゃない!私、ユニフォーム持ってきてあげたわよ!」

ジタン「ん?」
クラウド「は?」

???「さ、踊りましょう!」

ザックス「人体模型が・・・」
スコール「動いている?」
ティーダ「リュックたちが作ったロボットじゃないンスか!?」
リュック「こんな気色の悪いもん作る訳ないじゃん!!」
ギップル「俺達が今作ってんのはカンタム○ボだぞ!」
クラウド「そんなもん作ってんのかよ!!?」
リノア「ていうかチア服に着いてる名札・・・」
ティファ「私のチア服・・・」

人体模型「あ、これ?巨乳の子が着てそうだなって思って着たんだ。でも君のって事は予想通りきょ―――」

どんがらがっしゃーん!!(クラウドの飛び蹴りが当たる)

クラウド「・・・」

ゴッ!ゴッ!ゴッ!

人体模型「ぎゃふっ!ぼふっ!サーゼン!」

ティーダ「く、クラウドー、その鉄バットどっから取り出したンスかー?」
クラウド「その辺に落ちてた」
サイファー「こえーよ!」
雷神「ていうかバラバラになったもんよ」
シェルク「断面図を見れるようにと持ち運びを楽にする為にバラバラ式の人体模型を特注で作らせたらしいですよ」
サイファー「人体模型如きに特注かよ・・・」

人体模型「ごめんごめんごめん!今すぐ脱ぐから許して!!」

クラウド「お前みたいな変態模型が着た後の服なんてティファに着させる訳がないだろ。死んで詫びろ」

人体模型「そ、そう言わずに!」

バサッ!(ティファのチア服を脱ぐ)

エアリス「あ、もう一枚、着てる」
ユウナ「今度は私のチア服・・・」
ティーダ「わっしょい!!」

ズゴっ!!(ティーダが思いっきり踏みつける)

人体模型「おぶっ!」

ゴッ!ゴッ!ゴッ!

アーヴァイン「ティーダ、その鉄バットどこから出したの〜?」
ティーダ「その辺に落ちてたッス」
サイファー「だからこえーよ」
ジタン「でも当然の報いだな。羨ましいもとい何て変態模型だ」
ザックス「正体わかんねーけど最低だな!羨ましくなんかねーぞ!」
サイファー「黙っとけアホ共!!」

人体模型「ごめんなさい!脱ぎます脱ぎます!!」

バッ!

ビビ「今度は何も着てないね」

人体模型「だって他の子のチア服は言うほど胸が大きそうじゃなかったし」

バキッ×女子の数

人体模型「ごふっ!!」

ゴッ!ゴッ!ゴッ!

エアリス「悪い人体模型」
リュック「さいってー」
ユフィ「人形だから痛くないでしょ?だから容赦しないから」
エーコ「失礼しちゃうんだから!」
風神「死滅」

ティーダ「女子のリンチこえ〜」
ヴィンセント「あの鉄バットはどうしたのだろうか」
バラライ「その辺に落ちてたんじゃない?」
サイファー「こえーよこの学校!!」
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