企画!

□薬のせい
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「はぁ・・・もう・・・暑いなぁ・・・」

ユフィはキャミソールを脱ぎ、下着ごと短パンを脱ぎ捨ててヴィンセントの前にその熟成途中のほんのりピンク色に染まってる体を晒した。
いつものユフィならば自ら進んで服を脱ぐ事はあまりないのだが、これも媚薬の効果だろう。

「自分から脱ぐなんて珍しいな」
「・・・薬のせいだよ」

唇を尖らせ、けれど恥ずかしそうに目線を逸らすその姿はなんともいじらしい。
思わず手を出しそうになるが、次なるユフィの行動を目にするべく、なんとか暴れそうになる獣を抑える。

「ね、ヴィンセントも脱ご?」
「私はまだ暑くない」
「これから暑くなるんじゃん」

焦れったそうに言ってユフィはヴィンセントの服を脱がしにかかる。
これも普段ならあまり取らない行動だ。
逆に言うと、それほどまでに媚薬によってもたらされる熱をユフィは持て余しているのだろう。
発散したくて堪らないのは見ていて判るが、まだまだ意地悪をするつもりだ。
動く気配のないヴィンセントを恨めしく見つめながら、ユフィは自らヴィンセントの手を自分の花園へと導いた。

「流石に、これくらいは気持ち良くしてくれるよね?」
「私が気持ち良くせずとも、もう十分濡れてるんじゃないか?」

薄く笑って中指をユフィの花園の入り口にピタリと這わせる。
すると、入り口はヴィンセントの言う通り既に濡れており、ほぼ受け入れ可能な状態にあった。
しかし、念には念を。
それと虐めるのも兼ねて、つぶ、と中指を中へとゆっくり侵入させて緩やかなピストン運動を開始する。

「あっあっ、んっ・・・ぁ!」

開始してまだ数秒しか経っていないのに、ユフィの花園からは既に蜜が溢れだしていた。
中も熱く熟れていて、挿入時の快感を期待させる。

「もっと気持ち良くして欲しいだろう?二本目を挿れてやろう」

わざと予告して花園に人差し指を挿入し、指の動きを少し速めた。
それだけでユフィは歓喜の悲鳴を上げ、二本目の指を感じながら自らも腰を動かして快感を貪り始める。
その腰の動かし方は何とも妖しくいやらしかった。

「あ、ダメ!いく、いくっ―――!」

ユフィが頂点に達しようとした瞬間、ヴィンセントの指の動きがピタリと止まる。
折角の快感を止められ、お預けをくらったユフィは切ない瞳で見下ろしながら懇願した。

「や、やだ、止めないで・・・!ヴィンセント、やだ・・・」
「腹がよごれた」
「え・・・?」
「綺麗にしてもらおうか」

指で指し示された箇所を見れば、ヴィンセントの腹はユフィの愛液に塗れていた。
けれどそんなものは後でティッシュで綺麗にすればいいと言いたくなるが、無言の圧力がそれをさせない。
下腹部の疼きを満たすためにもユフィは仕方なくヴィンセントの腹の上に伏せて綺麗にする事にした。
舌を出そうとした直前に、先程までユフィの中を蹂躙していた二本の指を差し出され、先にそちらを綺麗にしろと暗に命令される。

「ん・・・はむ・・・ぅん・・・」

ぴちゃぴちゃと自分の指に舌を這わせ、愛液を舐めとるユフィの姿にヴィンセントは酷く興奮した。
背中をぞくぞくとした何かが駆け上がり、腹の底がくすぐったいような、何かこみあげてくるような不思議な感覚。
優越感のような、満たされた征服感のようなものがヴィンセントを囃し立てる。

「は、ぁ・・・あ、ん・・・んむ、ぅ・・・」

指を綺麗にし終わったユフィは、今度はヴィンセントの逞しい腹筋に舌を這わせて愛液を舐め取り始める。
本当はヴィンセントとしては腹の上に撒き散らされたユフィの愛液はそのままでも良かったのだが、意地悪がしたかった。
加虐心を煽られてどうしようもなかった。
だから指を抜き、腹の上の愛液を舐めるように指示した。
ユフィは大人しく従っているが、本当はイきたくて仕方ない筈だろう。
もじもじと太腿を擦り合わせているのが何よりの証拠。
けれどもうすぐ、我慢がきかなくなる筈―――。

「はぁ・・・ぁぁ・・・はっ・・・も、我慢出来ない―――!!」

ユフィはがばりと起き上がってヴィンセントのズボンに手をかけた。
寝る前だったのでベルトをしてなかったのが幸いだったが、それでも下ろして脱がすまでの時間すら惜しい。
だからボタンを外してジッパーを下ろし、ごそごそとヴィンセントの分身を取り出した。
ヴィンセントの分身は火傷しそうなほどの熱を内包しながら天に向かって大きく怒張していた。
ユフィは早速、自身の花園にヴィンセントの分身をあてがうと、チラリとヴィンセントの方を見て確認を取る。

「挿れていい?」

なんて聞きながらも既に先端はユフィの中に飲み込まれようとしている。
慌てるユフィに苦笑しながらもヴィンセントは頷いてあげた。

「ああ、いいぞ。だが、慌てずにゆっくり挿れろ。中を傷つけてしまうからな」
「うん・・・」

生返事をしてユフィは挿入を開始する。
ずぶずぶとヴィンセントの分身はユフィの中へと飲み込まれていき、あっという間に根本まで咥えられてしまった。
ユフィの中は熱く滾っており、キツくヴィンセントを締め付けて絡みついてくる。
ヴィンセントの中の獣が繋がれている鎖を引きちぎらん勢いで暴れ始めた。

「あ、ああ・・・!いい、よ・・・!」

うっとりとしたような声でユフィはパタリとヴィンセントの上に倒れ、恍惚の表情で快感の頂点を味わった。

「イったのか?」
「うん・・・挿れただけでイっちゃった・・・」

くすくすと笑ってユフィはノロノロと起き上がる。
挿入した事で少し余裕が出てきたのだろう。
ヴィンセントの腹に手をついて、腰の動かし方を探り始めた。

「えっと・・・こう、か、な?んん・・・それとも、こう?」

自分から動くなんてのは初めての事で、ゆっくりと探り探りに腰を動かす。
やがて気持ちの良い動かし方を知ったユフィは最初はゆっくり、けれど徐々に速さを増しながら腰を動かし始めていった。

「あっ!うん、うん、あっん!や、だ、止まんない・・・!!」
「っ・・・!」

ユフィの腰の動きは激しく、気を抜いてしまえば達してしまいそうな程だった。
達してしまわないように気をつけているヴィンセントだが、無意識に下からユフィを突き上げている事に気づいてはいなかった。
それよりも、ヴィンセントは一心不乱に腰を上下させて乱れるユフィに釘付けになっていた。
いつもなら自分の下で乱れる少女が、今日は自分の上で可憐に乱れている。
普段なら見れない光景だ。
そうして乱れるユフィを目に焼き付けるように眺めていると、漆黒の瞳と視線がかちあった。

「や、やだヴィンセント・・・見ないで・・・見ないで、よぉ・・・!」
「何故・・・っ?」
「だってっ・・・アタ、シ、やらしい・・・もん・・・!」
「可愛いぞ」
「やぁだぁ―――!」

カッと頬を赤く染め上げてユフィは顔を振る。
その仕草すらも可愛らしくて、ヴィンセントのユフィを突き上げる動きが益々激しくなる。
ヴィンセントの中の獣など、とうに鎖を引きちぎってヴィンセントの中を駆けずり回っていた。

「あっ、ダメ!いく、いく、いくっ――――――!」
「あっ、ぐぅ・・・!!!」

ビクビクと背中を逸らし、ユフィの中は激しく収縮する。
燃え上がりそうなほど熱く柔らかい内側に揉まれ、ヴィンセントは熱を吐き出さざるを得なかった。
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