萌えcanの
□ジューンブライド
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「じゃじゃーん!どーお?このウェディングドレス。似合ってるでしょ?」
「ああ、良く似合っている。綺麗だ」
「うぅ・・・また素直になって・・・もー・・・」
「フフ、ユフィさん顔が真っ赤ですよ」
「あ、赤くないし!そ、それより次のドレス着させてよ!」
「いいですよ」
「じゃ〜ん!」
「やけに派手なウェディングドレスだな」
「セレブ向けをテーマにしたウェディングドレスなんです」
「なるほど」
「ヴィンセントはこういうの嫌い?」
「いや、悪くない」
「じゃあ、こういうのは?」
「・・・それもウェディングドレスなのか?」
「そーだよ」
「ウェディングドレスというよりも妖精の衣装に近くないか?」
「では妖精をイメージしたウェディングドレスという事にしましょう」
「都合がいいな」
「ちなみにこれは駄目?」
「そんな事はない」
「なら、これなんかどう?」
「・・・」
「フッフッフー、あまりの可愛さに言葉も出ないだろー?」
「ヴィンセントさん、小指を出してくれませんか?」
「・・・ああ」
キュッ(ヴィンセントの小指に赤い糸を結び付ける)
「ユフィさんの小指に結ばれてる赤い糸の先は勿論ヴィンセントさんですよね」
「ナーイス、レビィ!」
「アタシが幸せにしてあげるからね、ヴィンセント」
「私も、必ずお前を幸せにする」
「では、誓いのキスをどうぞ!」
「えっ!?いやいや!!ちょっと待ってよ!!ここで!!?」
「練習ですよ、練習♪」
「れ、練習って言ったって・・・!」
「大丈夫ですよ、今ここには私とヒヨコさんしか居ませんから」
「で、でも・・・ヴィンセントはどう?」
「ユフィが良ければ」
「・・・」
「・・・・・・じゃあ、しよっか?練習・・・」
「ああ」
「では改めて、誓いのキスをどうぞ」
END