倉庫

□弁当のつまみ食い
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職員室――お昼――


エルオーネ先生「あ、シャルア先生のエビマヨ美味しそう」
シャルア先生「唐揚げと交換してもいいぞ」
エルオーネ先生「交渉成立ですね。じゃあ―――あれ?」
シャルア先生「ん?どうした?」
エルオーネ先生「唐揚げが一個足りない・・・」

セフィロス教頭「(モグモグ)」

エルオーネ先生「ああ!教頭先生私の唐揚げ食べましたね!?」
セフィロス教頭「証拠は?」
エルオーネ先生「私の側に突っ立ってるのが何よりの証拠ですよ!それに現在進行形で口動いてるし!」
セフィロス教頭「ガムだ」
エルオーネ先生「じゃあ今すぐガムを吐き出して証拠を見せてくださいよ」
セフィロス教頭「人前でそんな行儀の悪い事が出来訳ないだろ」
エルオーネ先生「つまみ食いもよっぽど行儀が悪いですよ!!」

シャルア先生(また始まったか)











別の日


シャルア先生「お、今日はタコさんウィンナーか」
エルオーネ先生「ミートボールと交換でどうですか?」
シャルア先生「乗った」
エルオーネ先生「じゃあ・・・あ」

セフィロス教頭「(モグモグ)」

エルオーネ先生「教頭先生!」
セフィロス教頭「騒々しいな。お前が行儀悪いと言ったからちゃんと箸で行儀よく食べたが?」
エルオーネ先生「私が言ったのは指で食べる事じゃなくてつまみ食いをする事自体です!
        それよりまた私の弁当のおかずをつまみ食いするなんて!」
セフィロス教頭「毒味をしてやっただけだ」
エルオーネ先生「私が作ったお弁当なんですから毒なんて入ってませんよ!」
セフィロス教頭「それはどうだろうな。暗殺者に毒を盛られている可能性がある」
エルオーネ先生「私一体何に狙われてるんですか!?」

シャルア先生(暗殺者よか教頭の方がよっぽど曲者だがな)










そのまた別の日


シャルア先生「今日は買い弁なんだな」
エルオーネ先生「ええ、つまみ食い対策に。それからチョコボボール買ったんですけど食べますか?」
シャルア先生「ああ、と言いたい所だがフラグが立ったぞ」
エルオーネ先生「え?―――あ!!」

セフィロス教頭「やはりチョコボボールはピーナッツ味に限るな」

エルオーネ先生「私のおやつ!返して下さい!」
セフィロス教頭「喜べ、銀のモーグリが出たぞ」
エルオーネ先生「え?本当ですか?って、嬉しいけどそうじゃなくて!」
セフィロス教頭「煩いやつだ」
エルオーネ先生「教頭先生が私のチョコボボールを5個も食べるのがいけないんですよ!
        今日という今日は謝ってもらいます」
セフィロス教頭「銀のモーグリ三枚で手を打たないか?」
エルオーネ先生「う、三枚・・・・・・今回だけですよ」

シャルア先生「それでいいのか、エルオーネ」











更に別の日


エルオーネ先生「フッフッフッ、今日は教頭先生のつまみ食い対策をしてきましたよ」
シャルア先生「どんな対策だ?」
エルオーネ先生「教頭先生の分の弁当も作る事です」
シャルア先生「むしろ面倒が増えてないか?」
エルオーネ先生「もうこれでいいかなって」
シャルア先生「考えるのを放棄したか」
エルオーネ先生「そんな訳でどうですか?教頭先生」
セフィロス教頭「つまみ食いをする事こそに意義がある」
エルオーネ先生「つまり嫌がらせがしたいと?」
セフィロス教頭「そういう事だ」
エルオーネ先生「やっぱり・・・」
セフィロス教頭「だが折角だ。食べてやらん事もない」
エルオーネ先生「素直に欲しいって言えばいいじゃないですか」
セフィロス教頭「言うと思うか?」
エルオーネ先生「ですよね」

シャルア先生(教頭も素直じゃないな)











そしてある日


エルオーネ先生「肉じゃがの味どうですか?私が作ったんですけど」
セフィロス教頭「お前にしては中々の味付けだな」
エルオーネ先生「フフ、ありがとうございます」

シャルア先生(つまみ食い兼味見係にするとはな)








バレット「アレ、これからも続くのか?」
シド「じゃねーの?」
バレット「シャルアの姉ちゃんはよく平気だな。あんな近くで見せつけられて」
ジェクト「むしろ色々面白いからいいんだってよ」











END

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