萌えcanですよ
□青春
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帰り道・・・
ユフィ「・・・あ、あのさ、ヴィンセント・・・」
ヴィンセント「何だ?」
ユフィ「これ・・・」
ユフィ「ほ、ホラ!今度弓道の大会があるって言ってたじゃん!?だからその、お、お守り!」
ヴィンセント「私にか?」
ユフィ「他に誰がいるんだよ!!さ、さっさと受け取れよ!」
ヴィンセント「ああ・・・ありがとう、ユフィ」
ユフィ「このアタシが応援してんだから絶対に優勝しろよな!」
ヴィンセント「これは凄いプレッシャーだな」
ユフィ「もしも優勝出来たらアタシがヴィンセントのお願いを何でも叶えてやるよ!」
ヴィンセント「・・・本当だな?」
ユフィ「ユフィちゃんに二言はないよ!」
ヴィンセント「では、大会に来てくれ」
ユフィ「え?」
ヴィンセント「優勝したらお前に叶えて欲しい願いがある」
ユフィ「あ、ああ、うん?いいよ?ヴィンセントの勇姿を見に行ってやろうじゃんか!!」
ヴィンセント「では、当日にな」
そして訪れた大会当日
ユフィ(ちょっと気合い入れてオシャレしてきちゃったけど・・・まぁいいか。てか、ヴィンセントヤバすぎ!
他の選手なんか目じゃないくらいにガンガン圧勝してってるじゃん!・・・・・・あ、優勝した)
部員A「やったなヴィンセント!」
部員B「お前ならきっとやってくれると思ったぜ!」
部員C「流石弓道部のエースオブエースだぜ!!」
部員D「ホラホラ、さっさと表彰台乗ってこいよ!」
ヴィンセント「いや、少し待ってくれ」
ユフィ(おろ?こっち来た)
ヴィンセント「ユフィ」
ユフィ「な、何?」
ヴィンセント「お前のくれたお守りのお陰で優勝する事が出来た、ありがとう」
ユフィ「まま、まーね!このユフィちゃんが選んで買ってきたお守りなんだから優勝してと〜ぜ〜ん!」
ヴィンセント「そこで、お前に頼みがある」
ユフィ「頼みって?」
ヴィンセント「・・・私が優勝したら何でも願いを叶えると言っていたのを覚えているか?」
ユフィ「そりゃ・・・モチロン」
ヴィンセント「ならば―――」
ぎゅっ(ユフィの両手を取る)
ヴィンセント「これからも私の隣で私の事を応援していてくれないか?」
ユフィ「・・・・・・へ?」
ヴィンセント「私と共にいてほしい・・・この願いを叶えてくれるか?」
ユフィ「は・・・・・・ハイ、フツツカモノデスガ・・・ヨロシクオネガイシマス・・・」
ヴィンセント「ありがとう、ユフィ」
そうしてヴィンセントはユフィを優しく抱きしめるのだった。
END