萌えキャンなのよ
□白猫
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とある河原にて・・・
・・・リ・・・カリ・・・・・・
ヴィンセント「・・・」
・・・カリ・・・カリカリ・・・
ヴィンセント(引っ掻く音?)
カリカリカリ・・・
ヴィンセント(川の方から聞こえるな)
カリカリカリ
ヴィンセント(瓶?)
白猫ユフィ「・・・」
ヴィンセント(猫・・・?それも小さくなった・・・)
ヴィンセント「助けてやるから待っていろ」
白猫ユフィ「♪」
ヴィンセントの自宅にて・・・
白猫ユフィ「はぁ〜助かった!空気が美味しい!助けてくれてありがとね!」
ヴィンセント「名前は?」
白猫ユフィ「アタシ?アタシは可憐な白猫・ユフィ=ニャサラギ!」
ヴィンセント「ではユフィ、見たところ魔法の小瓶に封じ込められていたようだが、何があった?」
白猫ユフィ「それが聞いてよ!!魔女の家でちょ〜っと悪戯したらあの小瓶に詰め込まれたんだよ!?
これって立派な動物虐待に当たると思わない!?酷いよね!!?」
ヴィンセント「どう考えても悪戯したお前が悪い。どうせ碌な悪戯をしていないのだろう」
白猫ユフィ「魔法の薬を倒したり調合中にこっそり適当な素材混ぜたり面白半分に魔導書の魔法を発動させただけだっての」
ヴィンセント「お前の“ちょっとした悪戯”の範囲はどうなっている」
白猫ユフィ「え〜?こんなん普通じゃん」
ヴィンセント(猫族は皆こうなのか?)
白猫ユフィ「それよかさ、しばらくここにいさせてよ。手伝いとかするからさぁ」
ヴィンセント「断る」
白猫ユフィ「即答かよ!!」
ヴィンセント「悪戯されては堪らないのでな」
ユフィ「しないっての!だからいいじゃんかさ〜!」
ヴィンセント「断る」
この期、一人と1匹(?)の奇妙な生活が始まるのであった。
END