萌えキャンなのよ
□新妻エプロン
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???「おはよ、ヴィンセント!」
ヴィンセント「・・・キミは?」
???「はぁ?何寝ぼけてんのサ。新妻の顔忘れるなんて有り得ないんだけどー」
ヴィンセント「新妻・・・?」
???「んもぅ!この間結婚式挙げたじゃんか!」
ヴィンセント「結婚式・・・?」
???「そーだよ!神様の前でヴィンセントと永遠の愛を誓いあった可愛い可愛い奥さんのユフィちゃんを忘れたか!?」
ヴィンセント「ユ、フィ・・・?」
ユフィ「あーもーいいよ。ご飯食べて顔洗って目ぇ覚ましなって。今日はヴィンセントの大好きなけんちん汁だよ!」
ヴィンセント「ああ・・・?」
ユフィ「ほーら、ぼさっとしてないで座った座った!」
ヴィンセント(一体何がどうなって・・・)
ユフィ「何ボーっとしてんのサ。もしかして・・・昨日の事思い出してる?」
ヴィンセント「昨日の事?」
ユフィ「昨日の、夜、さ・・・」
ヴィンセント「待て、昨日の“夜”だと?」
ユフィ「アタシとヴィンセントは―――」
ヴィンセント「はっ」
ガバッ
ヴィンセント「夢か・・・妙にリアルだったな」
Prrrrrrr
ピッ
ヴィンセント「もしもし」
グリモア『ヴィンセント、今大丈夫か?』
ヴィンセント「ああ、何だ」
グリモア『今度お前に会わせたい子がいるんだ。都合を合わせてくれないか?』
ヴィンセント「・・・見合いの話は結構だ」
グリモア『そう言うな。お前が通っている大学に今度入るんだそうだ。所謂後輩だな。仲良くなって損はないと思うぞ』
ヴィンセント「仲良くならなくても損はないと思うが」
グリモア『そう言うな。会って少し話すだけでいい。
ユフィという名前の女の子で、お前が専攻してる歴史学のウータイについて―――』
ヴィンセント「ユフィ・・・だと?」
この後、ヴィンセントはユフィと運命的な出会いを果たすのであった。
→クラティ