萌えキャンなのよ
□シンデレラ?
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とある屋敷
ユフィ「舞踏会か〜。美味しいご飯とか珍しいお宝とかあるんだろーなー」
ティファ「貴女も舞踏会に言ってみる?」
ユフィ「だ、誰っ!?」
ティファ「私はシンデレラコーディネーター。貴女にピッタリのドレスをコーディネートしてあげる」
ユフィ「え?コーディネーター?魔法使いじゃなくて?」
ティファ「それの類みたいなものと考えてくれればいいわ」
ユフィ「新手のセールスとか詐欺じゃなくて?」
ティファ「お金は取らないから安心して。早速だけど、こんなドレスはどう?」
ユフィ「お、いいじゃん!でももうちょっと裾が短い奴とかないの?」
ティファ「勿論色んなドレスを取り揃えているわ。見せてあげる」
それから数十分後・・・
ユフィ「んじゃ、行ってきまーす!」
ティファ「行ってらっしゃい」
ティファ(予定よりも大分違うドレスを貸す事になったけど・・・似合ってるから結果オーライね)
クラウド「上手くいきそうか?」
ティファ「ええ、何事もなければね」
クラウド「でもユフィは花より団子な奴だからなぁ」
ティファ「きっと良い人見つけるわよ。ユフィは見る目があるから」
その頃、お城では・・・
ユフィ「ここが宝物庫かな〜?」
ヴィンセント「何をしている」
ユフィ「うひゃっ!?」
ヴィンセント「侵入者か」
ユフィ「ちちち違うよっ!?あ、アタシ、今夜の舞踏会の招待者だし!侵入者呼びとかシツレーなんですケド!?」
ヴィンセント「一国の宝物庫に忍び寄ろうとする方が余程失礼だと思うが?」
ユフィ「うぐっ・・・見逃して?」
ヴィンセント「悪いが舞踏会が終わるまでは私と待機だ」
ユフィ「げー」
そして待合室
ユフィ「そーいえばアンタってここの衛兵かなんか?それにしちゃ制服違うけど」
ヴィンセント「王子の秘書兼護衛だ。今日は他の者が担当していて非番だがな」
ユフィ「ふーん。やっぱ舞踏会参加しちゃ駄目なの?」
ヴィンセント「そんな事はないが私にその気がないだけだ」
ユフィ「浮気になっちゃうから?」
ヴィンセント「浮気?違うな、私に特定の女性などいない」
ユフィ「へー、意外」
ヴィンセント「そういうお前は王子の心を射止めなくていいのか?今ならホールに行かせてやってもいいが」
ユフィ「キョーミないからいいよ。てか、王子射止めるのにダンスとかしんどいし」
ヴィンセント「踊れないだけだろう?」
ユフィ「・・・別にそんなんじゃないし」
ヴィンセント「図星か」
ユフィ「うっさいなー!リズムとか難しいんだよ!それに楽しくないし!」
ヴィンセント「そんなに難しいものでもない。お前にやる気がないだけだ」
ユフィ「そーんな事ないもん!家庭教師の教え方が悪いだけだし!」
ヴィンセント「サボっているから覚えられないのだろう?」
ユフィ「何で知ってんのさ」
ヴィンセント「また図星か」
ユフィ「だってあの家庭教師つまんないんだもん。教え方下手くそだし。なんだったらアンタが教えてよ」
ヴィンセント「ふむ・・・暇つぶしに教えてやってもいいぞ」
ユフィ「んじゃ、お手並み拝見といこーか?」
そして・・・
ユフィ(コイツ・・・教え方メチャクチャ上手い。てか、顔近い・・・!よく見たらキレーな顔してるし・・・)
ヴィンセント「どうした?」
ユフィ「べっ、別に・・・!」
ゴーンゴーンゴーン♪(0時の鐘が鳴る)
ユフィ「あ、もう帰んなきゃ」
ヴィンセント「馬車を出す。それで今日はもう帰れ」
ユフィ「へいへい。あのさ、次の非番っていつ?」
ヴィンセント「5日後になるがそれがどうした?」
ユフィ「今度は狩りに行こうよ。アタシ強いぞ〜?」
ヴィンセント「ほう?ではご教授願おうか?」
ユフィ「へっへ〜ん!アタシにまっかせなさ〜い!」
それから数カ月後・・・
ユフィ「んじゃ、行ってきまーす!」
クラウド「ユフィの奴、最近男と出かけてるみたいだな。とうとう王子のハートを射止めたか?」
ティファ「それが相手はどうも王子様じゃないみたいよ」
クラウド「そうなのか?」
ティファ「うん、王子様の護衛の人だって」
クラウド「ふぅん。どんな縁で知り合ったんだろうな」
ティファ「フフ、ユフィの事だから普通の出会い方じゃないのは間違いないわね」
END