自警団

□セフィロス総長と色んな石
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管理棟


セフィロス総長「仕事はしているか?」
エルオーネ「バッチリしてますよ」
セフィロス総長「引き出しに『たけのこの古里』を忍ばせてか?」
エルオーネ「うっ・・・何故それを」
セフィロス総長「フッ、やはりな」
エルオーネ「カマかけましたね?」
セフィロス総長「引っかかるお前が悪い」
エルオーネ「でもちゃんとお昼休みとかに食べてますよ?ねぇ、モグ」

モグ「そうクポそうクポ!」

セフィロス総長「どうだかな。それより、ここで管理してる物の様子を見に来た。お前が粗雑に扱っていないか心配でな」
エルオーネ「失礼な。ちゃんと丁寧に扱ってますよ」
セフィロス「ならばこの階で管理している物を見せてみろ」
エルオーネ「いいですよ、それじゃあ最初はこちらから」








大きな管理棚の前


エルオーネ「この棚には主に鉱石やよく判らない重い物を収納してます」
セフィロス総長「よく判らない重い物?」
エルオーネ「よく判らない重い物です」
セフィロス総長「例えば?」
エルオーネ「例えばこの『人体に影響を与えるけど大した事ない』ダンボールに入ってる、
      触り心地はゴムボールだけど重さは大き目の石レベルの物なんですけど、これを肩に乗せると」

トン(セフィロス総長の肩の上に乗せる)

エルオーネ「肩こりになるんです」
セフィロス総長「ほう。そんな石を私の肩に乗せるとはいい度胸だな」
エルオーネ「この間私のチョコボボール食べた罰です」
セフィロス総長「まだそんな事を根に持っていたとは・・・小さい女だ」

トン(箱から適当に取り出した物をエルオーネの肩の上に乗せる)

エルオーネ「・・・」

ガクッ

モグ「エルちゃんどうしたクポ!?」
エルオーネ「あ・・・足つった・・・」
セフィロス総長「どうやらこれは足をつらす為の石のようだな」
エルオーネ「正確には体の一部をつらす為の石です」
セフィロス総長「ところで」

ぐにっ(エルオーネの頬を引っ張る)

セフィロス総長「何が丁寧に扱っているだ。石をそのまま生身でダンボールに入れておく事が粗雑以外に何だと言う?}
エルオーネ「ふぁっふぇふぃふぉふふぃふぉふふぃにーふにふぃれふぇおふふぉふぇにふぉいふぁないふぁないふぇふふぁ!
      (だって一つ一つビニールに入れておく訳にもいかないじゃないですか!)」
セフィロス総長「おかしな反応を起こしたらどうする?」
エルオーネ「ひゃんふぉふぃらふぇふぇふぁふふぁらふぁいひょうふれふ!
      (ちゃんと調べたから大丈夫ですよ!)

パッ(離す)

セフィロス総長「では、盗まれたとしたらお前は責任を取れるのか?」
エルオーネ「ご心配は無用です。退社時に防犯用赤外センサーを発動させているので盗まれる事はありません。
      それに盗んだ所で別にお金になるような物でもないと思いますけど」
セフィロス総長「世の中には効能がどうであれ、珍しければ手に入れようとする輩もいる。それを忘れるな」
エルオーネ「は〜い」
セフィロス総長「それと、石は全てこのような扱いをしているのか?」
エルオーネ「流石に危険なタイプのはちゃんと別に保管してますよ。例えばこのケースに入ったやつとか」
セフィロス総長「名前が書いてあるな・・・爆発石?」
エルオーネ「私が命名しました」
セフィロス総長「・・・フンッ」
エルオーネ「鼻で笑わないで下さいよ。凄くイラッと来るんですけど」
セフィロス総長「それで?文字通り爆発するのか?」
エルオーネ「爆発しますけど、石自体は元に戻るんです。それでまた使えます」
セフィロス総長「爆発しても再生するのか・・・」

・・・・・・

・・・・・・

エルオーネ「・・・貸しませんからね」
セフィロス総長「―――まぁいい。魔力を調節してメテオでどうにかするとしよう」

エルオーネ(絶対にスコールたちをしばく為に使おうと思ってたわね)

セフィロス総長「この『宝石箱』は・・・文字通り宝石が入っているな」
エルオーネ「ただ、どれも売っても価値の無いクズ石レベルですが」
セフィロス総長「それでもここにあるという事はなにかあるのだろう?」
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