自警団

□ティーダとレノ
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ニルヴァーナ・南地区の噴水広場


ティーダ「レノー!」
レノ「やっと来たか。十五分遅刻だぞ、と」
ティーダ「悪ぃ悪ぃ!なんか電車が事故っちゃってさ」
レノ「オメー、これが俺だったから良かったけどよ、ユウナとデートする時はそういうのに備えて三十分前とかに来いよ、と」
ティーダ「そこは問題ないッス!ユウナとのデートの時は二時間前に来てるッスから!」
レノ「どんだけ気合入れてスタンバってんだよ」
ティーダ「俺なんかまだまだ序の口だって!クラウドなんか四時間前から来てスタンバってるからな」
レノ「アホかアイツ・・・どんだけ慎重なんだよ」
ティーダ「デートプランのおさらいだとか財布のお金や予約のチェックだとか、後は緊張を解す為らしいッスよ」
レノ「まぁ、クラウドらしいな、と。ところでこれからどうする?」
ティーダ「どうするッスかねー」
レノ「どうするッスかー」
ティーダ「勢いとノリで遊ぼうって言ったからなー」
レノ「なー」

・・・・・・

・・・・・・

ティーダ「とりあえずそこのコンビニで肉まん買って食べるってのは?俺奢るッスよ」
レノ「マジか、悪ぃな。ついでにガムも奢ってくれよ、と」
ティーダ「え〜?まぁいいッスよ」




そして・・・




ティーダ「(モグモグ)・・・レノって休みの日はいつも何してるンスか?」
レノ「あー・・・だらだらしてるな。後は暇潰しに映画見に行ったりゼルやギップルと会ってなんかしたりな、と」
ティーダ「へ〜、てっきりルードと飲みに行ってるのかと思った」
レノ「たまーにな。それにアイツはオフはプリン食べつつ映画鑑賞するのが楽しみだからな、と」
ティーダ「ルードって映画好きなンスね」
レノ「まーな。その中でも『OO7(オーオーセブン)―シルバーアイ―』がお気に入りなんだぞ、と」
ティーダ「あぁあれか。俺もあれ好きだな。あと他のシリーズも」
レノ「なら話し相手になってくれや。きっと喜ぶぜ、と」
ティーダ「了解ッス」
レノ「ところで、そういうお前は休みの日は何やってんだ?やっぱブリッツの練習なのか、と」
ティーダ「ブリッツの練習もしてるけどクラウドとスコールとジタンと何かしてるッスね」
レノ「バカやってるの間違いだろ」
ティーダ「ハハッ、そうとも言うッスね。でもバカやるのって楽しいッスよ」
レノ「んじゃ、今日は俺とバカやるか、と」
ティーダ「それは勘弁」
レノ「はっ!?」
ティーダ「なーんて冗談ッスよ!」
レノ「お前な・・・俺はクラウド程ツッコミスキル持ってねーんだからボケかますな」
ティーダ「へへっ、サーセンww」
レノ「ったく。それよりこの後どーするんだ?肉まん食い終わっちまったし」
ティーダ「とりあえずスポーツショップのブリッツコーナーでも見て行こうぜ」
レノ「いいぞ、と」











所変わってスポーツショップ――ブリッツコーナー――


レノ「すげーな、赤に緑に黄色・・・ブリッツボールって青だけじゃなかったんだな、と」
ティーダ「公式はな。それ以外の練習用として最近ボールのカラバリが増えたンスよ」
レノ「ほー」
ティーダ「赤のボール買わないンスか?トレードカラーだろ?」
レノ「いやいらねーから」
ティーダ「じゃあ山吹色は?」
レノ「そんなのあんのかよ、と・・・」
ティーダ「ていうかレノってブリッツとかそれ以前にスポーツとかするンスか?」
レノ「ま、積極的にはやんねーな。仕事の為に体を鍛える事はあってもな、と」
ティーダ「ふーん。じゃあ、今度遊ぶ時はブリッツやんねーか?他のみんなも誘ってさ」
レノ「別にいいが、俺がお前のエースの座を奪っちまうぜ?」
ティーダ「そりゃないッスね!エースの座はそんな簡単なもんじゃないッスよ」
レノ「タークスのエースのレノ様にかかりゃ余裕だな、と」
ティーダ「望む所ッス!あ、そーいえばエースで思い出したけど、
     零式の方のエースが今日スーパーで実演販売のバイトしてるらしいッスよ」
レノ「はー、なら冷やかしに行くか」
ティーダ「だな」
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