自警団
□格闘サークル
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ギルド訓練施設A-1
エイト「あえてここで右ストレートを入れて・・・」
ウィーン(扉が開く)
ゼル「よっ!エイト!」
ティファ「ごめんなさい、待たせちゃったわね」
エイト「いや、俺も少し前に来たから気にしなくていい」
ゼル「んじゃ、早速俺達『格闘サークル』の活動を始めるか!その前に―――
スタスタスタ(ゼルが廊下側の窓の前まで歩いて行く)
ゼル「何だ?クラウド」
クラウド「気にするな」
ゼル「気にするわ、ガン見すんな。ティファが心配なら入れよ」
エイト「別に怪我をさせるような真剣勝負はしないぞ?互いに技を見せ合ったり鍛錬したりするだけだ」
クラウド「とか何とか言いながら事故を装ってティファにボディタッチしたり下敷きにしようと考えてるんだろ!?
他にも格闘関連で話しが盛り上がってそれをきっかけにティファとお近づきになろうとしてるんだろ!?
それから活動後の休憩と称して街に出かけるのを建前にデート気分味わうつもりだろ!そうはさせないからな!!」
エイト「物凄く逞しい妄想力だな」
ゼル「ティファの事になると過保護だからな〜、クラウドは」
ティファ「もうクラウド!ゼルやエイトが私何かに惚れる訳ないじゃない!
それにゼルは図書館の三つ編みの女の子が好きでエイトはケイトが好きなんだから」
ゼル「へへっ」
エイト「ちなみに俺は現在絶賛曖昧な関係コースを爆走中だ」
クラウド「ああ、そっちに行っちゃったのか・・・」
ゼル「ていうかクラウドよぉ、そんなに心配ならホントに中に入れよ」
ティファ「そうよクラウド。良かったら一緒に活動しない?」
クラウド「ティファがいいって言うなら」
そして・・・
ゼル「さーて、準備体操した所をはしょった所で!」
クラウド「はしょるな!!」
ティファ「はい、エイト」
エイト「ああ、ありがとう」
クラウド「待てティファ。何だその某配管工の帽子とキノコは」
ティファ「必殺技使うのに必要なの」
クラウド「必要なのか!?本当に必要なのか!?別ゲームの必殺技出るぞ!!」
エイト「心配するな、これは自信を高める為の道具だ」
クラウド「そりゃ世界的に有名な配管工の装備してれば自信もつくわ!!」
ゼル「まぁ見てろって」
エイト「スー・・・ハー・・・」
・・・・・・
・・・・・・
カッ!(エイトが目を強く開く)
ダンッダンッダンッダンッ!!(空中を蹴り、天高くまでエイトが上って行く)
ダンッ!!(宇宙に到着!!)
エイト「はぁああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!」
ドォーーン!!(気を最大まで高め、ついでに金髪になる)
ギュンッ!!(ターゲットのサンドバックめがけて一直線に落ちていく)
・・・・・・
・・・・・・
ズドンッ!!!!((サンドバックを粉砕する)
シュウ〜〜〜〜・・・
エイト「・・・よし」
クラウド「よし、じゃねーよ!!!何だよさっきの演出!!?何で宇宙まで行ってんだよ!?
つーか何でサイヤ人にまでなってんだよ!?配管工とサイヤ人のコラボしてんじゃねーよ!!」
エイト「おお、素晴らしいツッコミだな」
クラウド「感心してる場合か!!」
エイト「ああ、説明がまだだったな。さっきのは俺の新しい必殺技だ。名付けて『俺流ファイナルヘブン』!」
クラウド「そうなのか。じゃ、ねーよ!!重要なのはそこじゃねーよ!!」
エイト「やっぱ『俺的ファイナルヘブン』の方が良かったか?」
クラウド「ネーミングの問題じゃねーよ!さっきのツッコミ全部だよ!!」