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□AMEDAMA♡
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飴玉が半分ほどになったころ、
俺は体に異変を感じていた。
「なあ、…なんか暑くねえか?」
「はあ?んなわけねえだろ寧ろ寒いぐらいだ。」
しゅうへいが携帯から目を離さずにいった。
確かに…今は暦上11月。
暑い訳がない。
学ランを脱ぎ、シャツのボタンを二個ほど外すと、ちょうどよくなった。
「風邪でもひいたか〜?」
まさとが後ろからくっついてきた。
「おい、離れとけよ。風邪だったらうつるから「風邪じゃねーよ。」
まさとが耳元でいった。
その声にビクッと体が反応した。
「ど、どういう「しょうた…媚薬って知ってる?」
「知らないこたあないけど…っ!ま、まさか!?」
俺も一応健全な男子高校生だから知ってることは知っている。
「そのまさか。まさとの発案でな。さっきお前が食べた飴玉に軽い媚薬が少しだけ入ってる。」
しゅうへいがサラッといった。
「はあっ?な、っ…なんで。」
「なんでって…しょうたがかわいいから♡」
まさとがニヤッと笑って俺の後頭部を固定し、キスをした。
「ちょっ…ふっ…何す…。」
「あー、抜け駆けした。」
するとしゅうへいが近寄ってきて俺の頤を掴み、横をむかせてキスをした。
「ふっ…うぁっ…。」
呼吸のためにあけた唇から舌先をさしこまされ、俺の舌を絡めとられた。