はい!!ホイールマウスが壊れたらしく死ぬほど不便な思いをしている作者です(笑)


まぁそんな訳で最近更新の頻度も落ちていますが(言い訳)




決して

好きなアニメの同人サイトを覗いたり某ロリコンじじいのスピンオフ作品を中毒の様に見直したりホラーゲームの実況動画など




ハ マ っ て い ま せ ん の で 安 心 を ! ! ←


という訳で(どんな訳だ!!)


ロリコンじじいに惚れ直したせいで厨ニ病が更に進行(悪化ともいう)した作者をどうぞ憐れみながら閲覧下さいませ。














※INA(宇宙国際議会)



其れは

闇よりも深い暗闇を連想させる様な、そんな鬱屈とした闇夜に包まれた時刻に行われた。






※秘書



???「もう下がっていいぞ」
秘書「はい‥」


落ち着いた声に倣(なら)って恭(うやうや)しく秘書である女が頭を下げる。


ちなみに此処は地球に設置されたINA(宇宙国際議会)の本部の一室であり、元老院の議会が行われる為の議場なのだが―――





※ヴォルマルフ


ヴォル「今日議会を開いたのは他でも無い。あの計画について‥そろそろ本腰を入れて考えねばならないと思ってね」


ニヤリと

不吉な笑みを零す一人の男が其処には存在した。




彼の名はヴォルマルフ・セルビナージャ。


大輝が議長を務めるINA(宇宙国際議会)の元老院(上院)に所属する、典型的なタカ派の長老だ。


そんな彼と向かい合う様に座している人物が一人。



其れは




※メフィスヤーン



ヴォル「貴方もそうは思わないか??最長老メフィスヤーン殿」


ヴォルマルフと同じく、INAの元老院に所属するメフィスヤーンだった。



メフィ「………‥‥」


だが彼は何も答えなかった。



メフィスヤーンは謎の多い人物である。

今でこそ、INAで最も発言権がある最長老という輝かしい役職に付いてはいるが。



まだ、ネイティブに対抗出来る程研究が進んでいなかった当時。

第一世代のニュータイプとして活躍していた彼は多くの凄惨な光景を目の当たりにしてしまった。



だからだろうか。






※ヴォルマルフの唱える虐殺(ジェノサイド)計画




ヴォル「此の世はもう取り返しの付かない程穢(けが)れている」
「だから駆除(くじょ)しなければならないのだ」
「ネイティブという薄汚いハイエナ共を!!」



表情こそ穏やかだが、其の冷たい瞳の奥で燃え盛る様な憎しみの焔を燃やすヴォルマルフの言葉に対し。


メフィスヤーンはただ静かに、こう答えてみせたのだ。





メフィ「争いからは‥何も、生まぬ」

と。


其の瞬間、ヴォルマルフの顔がまるで納得いかない。とでも言いたげに大きく歪んだ。



其れでも、戦争という狂気の渦の中に飛び込みながらもこうして辛うじて生き残る事が出来たメフィスヤーンは構わず続けてこう言った。






※メフィスヤーンの唱える浄化(カタルシス)計画



メフィ「だから、リセットする…のだ」
「此の世の穢れ(けがれ)を、浄化する、為にも」
「彼女の…力を、使って」


其れは、戦争を通して現実に絶望と希望を抱き続けたハト派のメフィスヤーンが長年唱えていた計画だった。





※計画のキーとなる遥さん



だが、彼の計画は宇宙アイドルである遥の協力無しには遂げられない計画でもある。


彼女の能力で汚染された植物や動物から放射性物質を取り除く。

其れは文字通り『浄化』と言っても過言では無い行為だろう。




そして、そうする事によって人種関係無く誰もが安全で豊かな大地に再び永住出来るから。



メフィ「さすれば‥此の世に真の平和が、訪れる‥だろう」


メフィスヤーンは元々細い目を更に細めて、確かにそう言ったのだ。



だが―――




ヴォル「貴方は何も分かっていない」
「此の世に蔓延(はびこ)るネイティブ全てを根絶やしにする」
「其れこそが!!我々ニュータイプに課せられた使命だという事を努々(ゆめゆめ)忘れるな!!」


殆どのニュータイプがそうである様に


憎き相手、ネイティブなど所詮家畜以下の存在だと思っていたヴォルマルフは厳しい口調でそう言い切ってみせるのだった―――


※続く

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