ゆめ
□サンタ彼女
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家に着いて
玄関の扉を開けると
ロングブーツ…
「あれ?名無しさん来てんのー?」
靴を脱ぎながら言うと
パタパタ、と…
それはそれはかわいらしい真っ赤なおようふくの
サ
ン
タ
ク
ロ
|
ス
「うわ!」
思わず鼻を押さえるおれ
あかん鼻血出そう
やって、おなか出てるしおっぱい見えそうやしスカートも短い…
こんなサンタおらんやろ!
「おかえりー。Mステお疲れさま!」
「ただいま…」
ふらっふら
ふらつくおおくらただよし
「ちょ、大丈夫?」
「ん、あぁ、大丈夫やで?」
「忠義…疲れてるよね。明日から福岡だし、やっぱり来ないほうが良かったかな?」
「ちゃうよ」
おいで、ってして
かわいい…いや、セクシーなサンタさんを抱き締める
そして耳元で言うた
「サンタさんがエロすぎて変な気分になってもうたの」
反応がなかったので
少し体を離して顔を覗くと
名無しさんは服と同じように真っ赤に頬を染めていて
かわいすぎてたまらんからちゅうしたった
そしたら、
もっと変な気分になってしまいました
「これね、友達と選んだの。ほんとは無難な普通のサンタさんにするはずだったんだけど、これ着たら忠義どんな反応するかなって…」
「ビックリしたわ。Mステもこれ着てたん?」
「うん、そうだよ」
「この格好で俺のこと見ててどうやった?」
「…寂しかった。サンタさんたくさんいたし、忠義のファンの子も…だから、忠義にちゃんと見てもらいたくて」
「あっはーーー!もう、かわええ!サンタさんやったんは気づいたけど、さすがにこんな露出高いとは思ってなかったわ」
「お客さんみんな女性だから、いいかなって…」
「せやなぁ。でも男のアーティストさんはいっぱいおったで?」
「うぅ…忠義のことしか考えてなかった」
「んふ!!もっとちゃんと見せて?」
そう言って俺は
名無しさんの手を引き寝室に向かった