長編小説〜歌え、叫べ、ケモノ唄〜

□準備
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歌い終わり2人でステージを降りた。すると、そこには旬さんがいた。

「お疲れ様!」

「ありがとうございます

「……………………」

「…………あま…てる君?」

天照は無表情で黙っている。

「あ、天照は極度人見知りなんであまり話さないんですよ

「…………」

天照は静かに頷いた。

「…じゃ、さっきのあれはなんだったんだ?」

「…さっきは…場を盛り上げるためだけにやっただけだ…」

天照はダルそうな低い声で呟いた。さっきとは全然違う。

「そっ、そうか…じゃぁ、とりあえず休憩室に行っててくれな!俺は会議があるからな!」

「はい!」

「………………」

旬さんは別なところへ歩いて行った。

「天照!早く行こうよ!」

「……ちょっ…」

僕は天照の手を引いて休憩室へ走っていく。

「久しぶりに会ったんだからさ!ね!」

「………」

「もう少しかな?」

しばらくすると、休憩室が見えてきた。

「見えた!」

「……」

『ガチャッ!』

僕はドアを開けた。あれ…ちょっと、開ける幅が…

『ゴッ!!』

「ぐふぅっ!!!!」

あっ、やっちゃった☆
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