ユス
□Rising Sun
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ぼくにとって最初から君は特別だった。
他の誰とも違う、特別な存在。
それが君だった。
理由なんてない。
ぼくたちは出会うべくして出会ったのだから。
だけど、ああ。
この想いを君に告げることはかなわない。
嘘がつけないといわれているぼくがつくただひとつの嘘。
恋なんてしていない。
嘘をつくのが嫌いなぼくがつかなければならないただひとつの嘘。
君の傍らにいるために。
君を見つめ続けるために。
神様ぼくをお許しください。
想うことだけはやめられないのです。