黒子のバスケ
□夕焼け小焼け
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君の声が聞こえる…。
無邪気でまだ幼い君の声が。
…。
君は俺に笑顔で言うんだ。
『一緒に遊ぼ』って。
そしたら俺はいつもこう答えるんだ。
「いいよ」って。
でも、それは幼いからできたこと。
小学生になり、俺には男の友達がたくさんできた。
君には女の友達がたくさんできていたね。
なかなか遊ぶ機会ができなくて俺は少し寂しかった。
そう、君が俺の隣にいる事は当たり前のことだったんだ。
月日は流れ、君とあまり話ができないまま俺たちは中学生になった。
君は、俺と同じ「帝光中学校」に入ると聞いた。
君と同じ中学にはいれることが嬉しかった。
でも、事件は突然に起こる…。