雪と交えて涙が落ちる
□本当の噂 前編
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『あー……』
暇だ
今日にかぎって、仕事がねぇ
まぁ、いつもやってないけどな。
こんなこと長々無いからな、煙草吸ってからねっか…。
『雨水、こんばんは』
『あ?』
『隣いいですか?』
『…よくねーよ、俺は今から昼寝すんだ邪魔すんな』
折角の休み邪魔されてたまるか
しかも噂で聞けばこのガキ、かまら様とリーダーどっちかの愛玩だっつー話じゃねぇか。
本気にしちゃあいねぇが、それが本当なら一緒にいた俺様が殺されちまう
愛玩ごときで殺さねぇか?
『じゃあ、邪魔しないのです』
『……チッ』
『ありがとなのですよ』
でも、なんか面白そーだよなぁ。
俺がこのガキ愛玩にすんだったら、どっか目立つところに後残すような事すんだろ
俺のもんだって言う後
『………ん?』