雪と交えて涙が落ちる
□愛は何処へ?
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『なぁ』
『…?』
『梨花は俺が好き?』
『……』
何その顔
全然可愛くない。
『可愛くなくて結構なのです』
『あれ、こえでてた?』
『はい出てました』
ふーんつまんないの
普通は好きだからとか、貴方しか見てないからとか言わない?
言わないか
でも少しくらい素直になってくれても良いじゃん?
じゃないと寂しい…。
『心が寒いー…』
『そのまま凍ってしまえ、にぱっ♪』
カッキーン
冷たい。
なんで俺だけこんな目に…
他の人には甘えちゃってるくせに。
あれは流石にキツかった
『…私が優しくした時あなたは、冷たくせして来たくせに…』
『んん?』
『今さら何よ、優しくしてきて…』
『もしかして…』
『遅いわよっ!!』
『寂しかった?』
『…………』
俺は梨花に冷たく接するわけないじゃん。
なんたって梨花が好きだから
寂しい思いさせてごめんな?
寂しい思いさせたぶん想いっきり愛情を捧げてやるっ!!
『梨花、今からどっか行くじゃん♪』
『はぁ?』
『今だけ梨花の好きなもの奢ってやるから、な?』
『なによ!?ご機嫌とったって、許さないからねっ』
『じゅーぶんわかってるよ〜♪』
今から梨花に俺の愛をどっしり教えてやるじゃん。