夢小説

□君が、大好き。[前編]
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「ああああああああ寒い寒い寒い」



奏が悲鳴なような声を出す。

ドアを開けてみると、外は、
暴風に大粒の雨、それに異常な寒さも相まって大荒れだった。


最初は傘をさして行こうかと思ってたけど
もちろん予定変更で、二人でレインコートを着ることに。



「奏大丈夫?」

「色々大丈夫じゃないけど大丈夫」



寒い寒いと言いまくってる姿を見て小さく笑い、
俺は奏の手を握ってぎゅっと力を込めた。



「奏!」

「う、うん!?」

「急いで走って、さっさと買ってきちゃいましょ!」



そう言って手を引いて走り出す。
振り返れば、少し慌てたようについてくる奏。





すぐそばのコンビニまで
俺たちは駆けていったのだった。







『君が、大好き。』前半end.

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