短編集

□レッツお泊まり!
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李「ねぇ、今度みんなで映画鑑賞会しようよ!」


ある日の昼休み、李月がこんなことを言い出したことから始まった


渓「いきなりどうした?」

未「見るには構わんが何見んの?見るのはまぁ渓斗の家として...」

渓「なんで決定してんだよ」


いつもなら未夢や悠が遊びに誘ってくるのだが、その日は李月だった

正直、珍しい


雅「珍しいこともあるもんだな。急にどうしたんだ?」

李「いや...どうしても見てみたいのがあるんだけど...1人じゃどうも...」

渓&未「あぁ、AV?」

雅「ブフォッ!!」

李「ち...違います!!」

雅「それはどっちかというと1人で見るべきものだろ!!」

未「ははっごめんごめんごめん!!」

渓「いや、俺はアニマルビデオのつもりで言ったんだが」

未「孔明の罠...だと...!?」

渓「まぁ嘘だけど。で、どんな映画なんだ?」

李「そ...それが...ホラー映画なんだけど...」


ホラー映画と聞いてすぐに、渓斗はニヒルな笑みを浮かべた

こういう顔をした時は、大抵ろくでもないことを考えている


未「お、いいじゃんホラー!夏の風物詩だな!」

雅「今冬だがな」

李「みんな怖いのとか大丈夫なの?」

未「俺は少しビビるけどいたって平気かな」

雅「俺グロいのは無理」

渓「俺平気。あと悠と莉央呼んでいい?(ニマァ)」

李「あ!いいね!!呼ぼう呼ぼう!!」

未「ボソッ(おい渓斗)」

渓「ボソッ(なんだ)」

未「ボソッ(確か悠って...)」

渓「さぁ楽しみだな〜じゃあ僕は悠くんと莉央くんを誘ってくるよ!」

雅「(絶対なんかあるな...)」

未「(悠ェ...)」

李「(よかった〜みんな受けてくれて!)」


そして渓斗はいつも悠達が弁当を食べている屋上へ向かった

相変わらず不気味な笑みを浮かべながら...
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