メイン♪(短)
□猫
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先週くらい。
キリコは特に理由もなく街をフラッと歩いていた。
すると、あるペットショップの前にあのブラックジャックのの彼女の亜里沙がいた。
(何してんだ・・・?)
不思議に思ったキリコは亜里沙のもとへ行ってみる。
「・・・おい」
「えっ?あ!キリコさんこんにちは!」
「お前なにやってんの店の前で」
すると亜里沙は、見てくださいよ〜!と言ってガラス窓むこう、つまり店の中を指差した。
なんだ?と思い彼女のそばに行き見てみると子猫がいた。
「・・・・子猫か?」
「めっちゃかわいいじゃないですか///!!」
つまり、この子猫がかわいすぎてここにいるということらしい。
「そんなに可愛いもんか?」
「キリコさんにはわかんないんですか?!この可愛さ!!あ〜!あくびした!可愛い〜///!」
キラキラした目で猫を見続ける亜里沙。
「・・・そんなに可愛いならブラックジャックに買ってもらえばいいじゃないか。あいつは金たくさんもってんだし、お前が頼めば買うんじゃないか?」
「あはは、無理ですよ〜
家にはラルゴがいて喧嘩しちゃうし・・・。それにこれ以上動物増やすわけにもいかないじゃないですか」
残念そうに笑う亜里沙。
「猫と一緒に寝たら気持ちいだろうなぁ・・・」
「猫ねぇ・・・」
「よしっ!そろそろ帰ろうっと、じゃぁねバイバイ猫ちゃん!」
ガラス窓の向こうの猫に手を振っている。
「じゃ、キリコさん私そろそろ帰るんで。さようなら」
「あぁ、気をつけて帰れ」
そう言ってその日は別れた。