ブリーチ小説

□護廷十三隊の日常!
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(檜佐木視点)

「これより、護廷十三隊全体会議を行う!」
総隊長のかけ声が、会議のスタートだ。
「それぞれ、位置につき、話を聞くのじゃ。これより護廷十三隊は、また新たなメンバーを迎える。心して出迎えよ。以上、解散じゃ!」
「「はっ!!」」
全員で大きな返事をして、オレ達は1番隊舎を退場した。

「あの、檜佐木さん。」
後ろから声を掛けられた。吉良だ。吉良の隣には阿散井もいた。
「新しいメンバーって一体誰が来るんでしょうかね?」
「ああ、オレも初耳だから、ちょっと考えてた。」
「ですよね。あ、檜佐木さんはご存知でしょうか。」
「ん、何が?」
オレが訊ねると、阿散井が言った。
「新メンバーの人数、相当多いらしいっすよ?」
「・・・え?」
マジかっ!?マジなのかっ!?え、何人!?マジ何人!?これは大スクープ!!瀞霊廷通信に載せるべき情報じゃね!?よーし、聞かなきゃ!!
「で、何人来るって!?」
「いや、流石に人数までは知りませんって!!」
「なんか檜佐木さん、張り切ってるっすね!」
え、バレてる?顔にでてる?
「え?あ、いやあ〜何でそう思ったんだ、阿散井?」
「いや、顔がそう見えてよォ。」
「まあいいや、吉良、執務室いくぞ。仕事だ!!」
そう言ってオレは足早に9番隊舎の執務室を急いだ。
「あ、はい!じゃあ阿散井くん、またあとで!」
「お、おい!・・・絶対ェ張り切ってるぞ〜檜佐木さんは。」

「はぁ、はぁ、檜佐木さん、何で早いんですかっ。ついていくのに必死だったんですよぉ〜。」
吉良はどうやら息を切らしている様子。オレの足が速かっただけなのかも。とりあえずオレは自分のデスクに向かい、パソコンを起動する。
「吉良、悪かったな。お前はゆっくり休んでから仕事手伝ってくれ。」
「あ、すみません。その代わり、僕はお茶を入れますね。」
「悪ぃな。・・・ん?」
起動したパソコンのドキュメントに何故か知らないフォルダが3つあった。怪しいものがあったら嫌だ。中を確認してから消そう。
「これは・・・」
「檜佐木さん、紅茶入れました。ここに置きますね。」
「おい、吉良!ちょっとこい。」
「は、はい、何でしょう?」
「これ・・・なんだと思う?」
「え?」
3つあったうち、1つはこの間、涅隊長に貸したときに隊長が作ったフォルダ。怪しいのは・・・残りの2つだ。片方は文章、もう片方は・・・暗号じみたものがあった。
「文章、なんて書いてあるんですか?」
「読んでみる・・・」
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