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□手遅れだと気づいても
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今日もいつもの調子で話しかけたつもりだった
キミからはいつもと変わらない反応が返ってきて
俺はその事を悲しく思う反面少しホッとする
そんないつものパターンになるはずだったんだ――















「黒鳥っ!
俺と一緒に修行に行かないか!?」





朝登校してきた黒鳥にいつものように話しかける
もはやこれは俺の日課と言っても差し支えがない




“行きませんっ!”


そう言われると思ってはいるし多分そんな意志は無いんだと薄々感づいてはいる




それでも俺が話しかけるのは
黒鳥からの反応がほしいからと
黒鳥の日常に少しは溶け込みたいからだ



勿論OKしてくれたら嬉しいし実際に修行にだって行くだろう


だけど俺としてはそこまでは望んでない
キミに話しかけてそして一言返ってくる
そんな関係で今は満足してるんだ


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