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□たとえこれが宿命でも
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むかしあるところに
とっても可愛くて自己中な白雪姫とお姉ちゃ……お妃さまがあるお城にすんでいました
「ちょっとぉ〜チョコってば何オーバーオールなんて着ちゃってるのぉ!
白雪姫のお妃さまがそんなダサダサでいいと思ってるのぉ〜」
「メグ!全ての話を台無しにするようなこといわないでくださいっ!」
お妃さまは故城主(マツオカル)の後妻で
白雪姫は前妻の娘
つまり2人に血のつながりはないのです
「あたしくらい可愛い子がチョコから生まれるなんて有り得なぁい!」
「余計なお世話ですっ!」
ある日
お妃さまは魔法の鏡に質問しました
「答え分かってるんですけど……寧ろ聞かなくても良くないですか?」
――ダメダメちゃんと聞いてください
「はぁ………分かりましたよ聞けばいいんでしょ聞けば」
“鏡よ鏡 世界で一番美しいのはだれ?”
『そりゃあハデハデ……じゃなくて白雪姫に決まってんだろ
まあ魔界一の美魔女のあたしには適わないけどなギヒヒヒヒ』
「なんで魔法の鏡が世界一の美女に張り合おうとしてるんですか」
『そりゃああたしが美しいからだろ
ていうかチョコお前本気で自分のこと美人だと思って聞いたのか?』
「そんな訳ないでしょ
ナレータさんに言われて……」
――それ以上は駄目ですよお姉ちゃん!
『……まあとにかくだな
あのハデハデ女さえ居なけりゃあたしが一番美しくなるんだよ!
と言うわけでチョコあいつを抹殺してこい』
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