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□きっと君は僕を愛すよ
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きっかけは僕が作ったんだ
紛れもなくこの僕が







ほんの出来心だったんだ
ちょっと気になったから確かめようと思った程度





“ルキウゲ・ルキウゲ・アモミラーレ”




赤い糸魔法を唱えて
君の赤い糸が、見えた







僕の小指から赤い糸は確かに伸びていて
だけどそれは次第に薄くなってゆく
一方君の小指にはきらきら光る赤い糸
それはまっすぐに伸びていって………




その先にいたのが誰だったのかは覚えていない
確かなのはそれは僕じゃなかったってこと
ただそれだけだ


それを理解した瞬間抑えが効かなくなった






黒鳥さん
君は僕を好きになればいいんだよ
僕だけを見てればいいんだ


大丈夫
君がよそ見してしまっても
最後には僕に戻ってくるんだから



「大丈夫僕は心が広いのさ」







ちゃんとその都度君の



赤い糸を切ってあげるから





――君は僕を愛すよ





安心してね黒鳥さん
君が僕を好きになるその日まで
君の恋を断ち切ってあげるよ





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