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□この想いはきっと
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まだ俺の隣人は来ない


さっき出雲に聞いた話によると俺の隣は黒鳥という女の子らしい
全くもって知らなかったのだが彼女は学年でも有名なオカルトオタクらしい




オカルト好きってことはもしかしたら陰陽道にも興味あるのかもな
だとしたら仲良くなれそうだ




少し彼女との邂逅を楽しみにしながら席に座っていることにした
本当は誰かと話していたいのだけど今は好奇の視線が気になるのでやめておいた



――どんな子だろう?


俺は手持ち無沙汰になった時間を埋めるように想像しだす


オカルトオタクって出雲がいう位なんだからそういう見た目をしてるのかな
逆にそこは裏切って可愛らしい女の子なのかな

もしも可愛い子だったらどうしようなんて考えた自分が酷く子供っぽく思える


だいたい可愛い子なら結構見飽きている
1つ年下の幼なじみの海音寺美珠亜はどう贔屓目にみても美少女で
そんな彼女とずっと遊んでいた俺はある程度美人にたいする抵抗はあるとおもう
男子の間で可愛いと評判の女子を見ても特に何も思わなかったと美珠亜に告げると彼女はよく得意げに笑うのだけど








「誰ですか?」






知らない、女の子の声がしてそちらを見て、固まった
何故だか分からないけれど彼女から目が離せなかった




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