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□言うなれば君への愛
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*会話文
「お帰りなさい東海寺くん」
「ただいま、黒鳥」
「お仕事お疲れ様です
ご飯にする？お風呂にする？
それとも、あたしですか？」
「そんなの黒鳥一択に決まってるだろ！」
「東海寺くん………」
「おいで黒鳥っ!!」
「っていう夢を今日見たんだ！」
「……それをあたしに言ってどうするんですか？」
「やだなぁ黒鳥
そんなに照れなくてもいいよ」
「全くもって照れてませんよ」
「将来言ってくれる？」
（う、………東海寺くんのその顔はズルいです）
「………だいたいっ、おかしくないですかその夢」
「どこが？
俺たちの素敵な未来図だよ！」
「百歩譲ってそうだとしても何でお互い名字呼びなんですか
新婚設定なんですよね？」
「……ホントだ、気付かなかったよ」
「じゃあそういうことで」
「そうだ！黒鳥っ
今から練習しようよ」
「はい？練習ですか？」
「うん
今から名前呼びする練習しておけば全部解決だよ」
「何も解決しないと思いますが」
「そんなこと言わないでよ
黒……いやチョコ」
「…………」
（うわなにこれ、予想以上に恥ずかしいんですが）
「さあ次は黒鳥の番だよ！」
（これって交代制なんですか？
ていうか東海寺くんもう“黒鳥”に戻ってるし）
「やっぱりダメ、かなぁ？」
（お願いですからそんな顔で見ないで下さいッ）
「…………一回だけだからね、あっくん」
やりとりがもうすでに新婚さん
「も、もう一回いってよ！」
（うーん、あたしも東海寺くんには大概甘いですね）
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