木初高校男子バレー部!8
□独占欲
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時は遡ること1週間前。
『よし、千鶴とデートだ!』
仕事も終わり、急いで着替えた。
千鶴と付き合えた事はかなりびっくりしてるけど、素直に嬉しい。
色々あったけど、最近は落ち着いてきた。
「あれぇ?そんなにオシャレして、先輩デートですかぁ?」
『!お、おう……』
私の後輩。
今はわからないけど、千鶴の事が好きだったみたいなんだよな……
「……先輩、ちゃんと手、洗いました?」
『は?』
「言いづらいんですけどぉ、魚臭くないですかぁ?」
『え……』
そりゃ寿司屋で働いてるんだから、ある程度臭いがつくのは仕方ない。
でも、男の人ってこういうのどうなんだ?
気になって臭いを嗅いでみるけど、自分じゃよくわからない。
「これで手とか繋いで相手に臭い移ったら超迷惑ですね(笑)嫌われそー(笑)」
『!!!』
そ、そうか、そういうもんなのか……
「夕ちゃんお疲れ様ー」
『お、おう……』
「?どしたのー?ほら、行こー」
ギュッ
千鶴が恋人つなぎをしてきた。
ドキッとしたけど、さっきの後輩の言葉を思い出す。
千鶴に嫌われたくないっ!!
『わあ!!』
「煤H!ι 」
あ……
殴っちまった……
『ご、ごめん千鶴!!ι 』
「い、いや……こっちこそごめんなさい……ι 」
本当にごめん。
でも、私も女の子だからさ?
気持ち、わかってくれるよな?!
繋がない理由
私って意外に臆病なんだなって
気が付いた今日この頃だったりする。
(大丈夫か?千鶴)
(うん、慣れたー……ってか距離遠いね?そんなに嫌だった?)
(狽「や、う、えっと……)
互いに不器用だね(笑)
おまけなのに長くなった(笑)
まとめられないけど、書いてて楽しい!(笑)