木初高校男子バレー部!8

□独占欲
2ページ/2ページ








時は遡ること1週間前。




『よし、千鶴とデートだ!』




仕事も終わり、急いで着替えた。


千鶴と付き合えた事はかなりびっくりしてるけど、素直に嬉しい。


色々あったけど、最近は落ち着いてきた。




「あれぇ?そんなにオシャレして、先輩デートですかぁ?」


『!お、おう……』




私の後輩。


今はわからないけど、千鶴の事が好きだったみたいなんだよな……




「……先輩、ちゃんと手、洗いました?」


『は?』


「言いづらいんですけどぉ、魚臭くないですかぁ?」


『え……』




そりゃ寿司屋で働いてるんだから、ある程度臭いがつくのは仕方ない。


でも、男の人ってこういうのどうなんだ?


気になって臭いを嗅いでみるけど、自分じゃよくわからない。




「これで手とか繋いで相手に臭い移ったら超迷惑ですね(笑)嫌われそー(笑)」


『!!!』




そ、そうか、そういうもんなのか……




「夕ちゃんお疲れ様ー」


『お、おう……』


「?どしたのー?ほら、行こー」




ギュッ




千鶴が恋人つなぎをしてきた。


ドキッとしたけど、さっきの後輩の言葉を思い出す。


千鶴に嫌われたくないっ!!




『わあ!!』


「煤H!ι 」




あ……


殴っちまった……




『ご、ごめん千鶴!!ι 』


「い、いや……こっちこそごめんなさい……ι 」




本当にごめん。


でも、私も女の子だからさ?


気持ち、わかってくれるよな?!






繋がない理由




私って意外に臆病なんだなって


気が付いた今日この頃だったりする。



(大丈夫か?千鶴)
(うん、慣れたー……ってか距離遠いね?そんなに嫌だった?)
(狽「や、う、えっと……)




互いに不器用だね(笑)
おまけなのに長くなった(笑)
まとめられないけど、書いてて楽しい!(笑)
前へ

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ