木初高校男子バレー部!

□曇りのち晴れ
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小学生の頃から、私はよく家出(ごっこ)をしていた。


親や弟のことで少しでも嫌なことがあると、その度に家を飛び出した。





「……おい」


『ん、何?』


「何じゃなくて……家出する度に俺ん家に来るのヤメロ」




そして織田くんの家にお邪魔する。


織田くんはクラスメートの男の子。


なにかと頼りになる人で、無愛想だが人望は厚い。でも





『別にいいじゃん!』


「よくない。もう幼い子どもじゃないんだからちゃんと考えろ」


『!……』




中学に上がってから、前よりも冷たくなったような……




「わかったら帰「ガチャッ 琴葉ちゃーん!今日も泊まってくわよねー?」れ……」


『はい!泊まっていきます!』


「!おい、ふざけ「わかったわ♪ それじゃ、夕飯の買い物行ってくるからノブとお留守番よろしくね〜 バタンッ」……」


『ふふ♪ 織田くんのお母さんやっさしー!』


「はあ……」




あ、織田くん今すっごく不機嫌な顔してる。


怒っちゃったかな?





『あ、あの……』


「……なんだよ」


『グッ 夜はトランプしよーね!』


「……」




でも、一緒にいたいんだもん。


私はジッと織田くんの顔を見つめる。


織田くんも、視線をそらすことなく見てくれた。





『ふふっ負けたら罰ゲーム!』


「俺はやら『やろーよ!ね!ね!!』……はあ」




わかってるよ。


織田くんは最終的には付き合ってくれるんだよね?







曇りのち晴れ






 (って感じだよね織田くんって!)
 (は?何言ってるんだ?)
 (トランプするでしょ?ってこと!)
 (……仕方ないな)




中学時代です!
イメージ違ったらスマン(笑)

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