Magical World is……

□幸せへの帰り道
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ああ、私はなんて幸せ者なのだろう。


少し厳しいし笑うことは苦手だけども優しい母。


私を匿ってくれた母の優しい友人。


とっても可愛い妹。


そして……




「あ?何見てんでぃ」


『んー?別にぃ?(笑)』




私の大好きな人。




温かい人達のおかげで、私は毎日幸せです。




こんな日々が、ずっとずっとずぅっと続いてくれたらいいな。




『ジャストー』


「……何」


『ジャストは毎日来てくれるね。暇なの?(笑)』


「……暇。超暇」




嘘つき。


私知ってるもん。


×××さん困ってるんだよ?


ジャストが反応してくれないって。




『そっかぁ』




でも、言わないであげる。




「……なあ、ヒカリ」


『ん、なぁに?』


「たまには前じゃなくて、隣に座れよ」


『ふふっ(笑)やぁよ、×××さんからジャストは手が早いからって言われてるもの』


「……その癖部屋には入れんのな」




だってあなたとたくさんいられるのよ?


好きで好きでたまらないあなたを独り占め出来るのよ?


……これも、言ってあげないけど。




『ジャストこそ、もっと強引でもいいのよ?(笑)』


「嫌だね。嫌われたくねぇし、後で怒られんのも御免だぜ」


『……ビビり(笑)』


「どっちが(笑)」




きっと、お互い様だわ。


私達は今で充分に幸せだから、これ以上幸せになるのが怖いの。




『ジャスト』


「何でぃ」


『私はとっても幸せよ。あなたは?』


「……どう見える?」


『ニコッ』




だから、あと少しだけ、このままで。


あと少しだけ勇気が出れば、きっともっとあなたに手を伸ばすから。


あなたはきっとどんな私でも受け入れてくれるから。


その時が来るまで、もう少しだけ待ってて。




「じゃ、そろそろ帰る」


『また明日ね!』


「……へーへー、また明日」


『ふふっ(笑)』




ジャストが帰った後、1人、想像する。


あなたと2人で並んで歩く






幸せへの帰り道




きっとその時は、手を繋いでくれますか?

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