木初高校男子バレー部!3
□flexible
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『え、俺が、ですか……』
高校最後の夏。
男子バレーボール日本代表の元監督だという方が俺を訪ねてきた。
そして、代表としてチームに加わってくれないかと誘われた。
これ以上ないくらい光栄なこと。
たぶん高みを目指す人なら喜んで受ける話じゃないかな。
俺だって、そうだ。
他の選手と比べて小柄な俺をチームに誘ってくれるなんて、生涯今以外にないだろう。
だから……
『……考えさせてください』
――――――――――
「なーなー光!すぐ返事しちゃえよー!だって代表だぜ?!」
「明智くん、俺も受けとくべきだと思いますよ?だってこんなチャンス滅多にないじゃないですか!」
チームメイトや監督はそう言って俺の背中を押してくれてる。
本当にいい仲間を持った。
だから、迷う。
『中途半端なことはしたくない』
「「!」」
『確かにこんなに有り難い話、棒に振るなんて勿体ない。でもさ、みんなとバレーができる最後の大会を諦めてまで出る価値があるのかな』
滅多にないチャンス。
だけど、今の俺にとって大事なことは"この仲間達と最後の最後までバレーをすること"。
そう思っているから……
flexible
いつもなら柔軟に考えれるのに、肝心なときに躓いてしまう。
(……本当はもう決まってるみたいだな(笑))
(えっ?)
(安心しました!どの道を選んでも、明智くんなら後悔しませんよ!)
((どんな道を選んでも、光/明智くんは光/明智くん!!))
(!……ありがとう)
題名と中身、まったく噛み合わなかったぜ☆
つーかいつもどおりグダったぜ☆
明智くんはきっとチームをとると思うなぁ