03/26の日記

18:56
小説 やっと気付いたこの気持ち
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大嫌い大嫌い大嫌い
そうだ、あいつなんて
大嫌いだ

大嫌いなはずだ。
あんなやつを好きになるわけないだろう?


ガシャン!!

また今日も、とんでくる自動販売機。
ひょいっと避けてシズちゃんを煽る。
「あぶないなぁ、あたったら、怪我しちゃうじゃないか」

「怪我でもなんでもしやがれ、むしろ死ねえぇ!!」

ガシャァァン!!

引っこ抜かれては、とんでくる。あれ、昔そんなゲームあったよなぁ。

ゲームかぁ。あっ、面白いこと思いついちゃった♪

ポストを持ち上げて唸っているシズちゃんの懐に飛び込む。

「シ〜ズちゃん♪」
頭一つ分上にある顔を覗きこむ。

「あ゛ぁ?」

両手で彼の顔を挟み込む。
「なにして…」

ちゅっ
彼の唇に自分の唇を重ねてみた。
シズちゃんの目が見開かれる。面白い。

唇を離して、シズちゃんの顔を見上げる。

するとポストを取り落として、顔を真っ赤にして慌てはじめたシズちゃんがいた。
なにこれ、シズちゃんってこんな風に慌てるんだ。

ちょっとかわいいかもなんて思った俺は病気かもしれない。
END

後書き
デュラ小説第2弾!!
またまた旧サイトから引っ張って参りましたものを加筆修正しております。
今度は無難にイザ×シズですね。
この臨也はセクハラ野郎な気がする…

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09:07
嘘つき
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―よぉ、欠陥製品―

―奇遇だね、人間失格―



「それで、何の用?零崎」 僕はいう

鏡は笑って言葉を返す

「別に?何もないさ。用事がなきゃ来ちゃいけないのかよ」 俺はいう

鏡は笑わない

「零崎、僕は嘘つきだから、君が嘘をついてるかどうかくらいわかるんだよ?」
「はは、それは傑作だな」
「いや、戯言さ」


お互いがお互いに嘘をつき騙し愛ながら会話は続く

黙々と 訥々と

殺人鬼は想いを
傍観者は感情を


隠したままに舞台は続く

それは、観客の居ないステージの上で

互いの想いを知りながら

それすら隠して舞台は続く

二人の道化は嘘をつく


(傑作だ) (戯言だな)
(好きだぜ、いーちゃん)
(大嫌いだよ、零崎)

後書き

旧サイトより
戯言シリーズ零僕小説
これ初書きらしい。
ぶっちゃけ最後の三、四行が書きたかっただけだったりして
途中の『騙し愛』はうち損じじゃないよ

やべぇ、自分で読んでもわけわからん

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09:04
越えられない死線
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ちょいグロ 病み零注意!

なぁ、お前はいつになれば、俺だけを見てくれる?







ある日のことだ。零崎が僕の住んでいるアパートにやってきた。

真っ赤に返り血を浴びて。
「零崎…? 珍しいね、君がそんなに返り血まみれで来るなんて」
部屋にあったタオルを濡らして零崎の服や顔にこびりつく血を拭いていく。
「浴びたくなったんだよ、気にすんな」
「気にするさ。階段にこぼしたりはしてないよね?片付けるのは僕なんだから」
**
「わかってるよ」

こいつが、いーたんがこんな奴なのは知ってる。

知っているけど


「なぁ、いーたん」

「なに、零崎」


「キスしようぜ」


「…やだ」

「じゃあ、キスして?いーたん」

「…なんで」

嗚呼、また


俺じゃないだれかのことを



あの蒼色を

みているのか?

この返り血があの子のものだと知ったら


いーたんどんな顔するんだろう





そうしたら、俺だけのいーたんになってくれるだろうか

大好きないーたん


はやく俺のモノになってよ



end


後書き
これまた旧サイトから引っ張ってきましたものです。
作者もびっくりのまさかの病み零でした。
古すぎて内容を忘れていると言う。
ぜろりんが友ちゃん殺しちゃってるみたいだけど、あの建物にどうやって侵入したんだろ?

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