エンシェントダーク

□烙印
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家に帰ると靴があった。
百合「……」
スリッパを履きリビングに行くとソファーでくつろいでいる女の姿があった。
百合はスリッパを脱ぎ、
パコーン!!
女性の頭にクリーンヒットした。
「痛ぁ!?」
百合「何勝手に人ん家でくつろいでるのさ月宮」
月宮「あっ、おかえり百合」
百合「おかえりじゃなくてなんでいるのか教えてほしい」
月宮「……簡単な話よ。私も純魔族を追って倒したはいいけど偽物。このまま帰るのもよかったけど百合の顔見たかったのよ
百合「ほとんど毎日会ってるじゃん」
月宮「いいじゃない。知らない仲じゃないんだし」
そう。この二人、特に月宮は昔百合の両親に拾われ家族同然に生きてきた。そして両親が死に百合と共に生きてきた。
百合「はぁ……とりあえず俺たちには時間がない」
月宮「分かってるわよ。次で必ずこの烙印を解く。」
月宮は胸元を見せる。そこには百合と同じ烙印があった。
百合「それはいいけど一応俺も男なんだから」
月宮「あら、昔は風呂一緒に入ってたでしょ?それとも……欲情した?」
月宮は百合に抱き付く。
月宮「なんなら昨日の続き、する?」
百合「……いいよ」
二人は唇を重ねた。

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