Short

□オリジナルの悩み
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「ねぇクオ君知ってる?」

「何を?」

「ボク達の関係について。」

「は?お前が正規で俺が亜…」

「違うよー。」

「え?」

「あのね、ボク達は…」


「はぁ…何なんだよアイツ。」

《君がボクで、ボクが君で。一生重ならない。でも一番近い存在で。どちらかが一歩近付けば、一瞬で壊れてしまう…そんな関係なんだよ。だけど忘れないで?何時だって君の傍にはボクが居るから。辛い思いなんて絶対にさせない。だから、辛くなりそうな時は必ずボクを呼んでね?何処だってすぐに駆け付けるよ…あっレコーディングの時間だ!マスターに怒られちゃうっ。クオ君またね♪》

「ああ言うのって男から言うモンだろ…調子狂うよな、ったく。」

(亜種(コピー)の俺が一番分かってやれると思ってた。でもやっぱり歌姫の思考回路は理解出来なくて。寧ろ分からない事だらけ。俺は何時になったら全てを理解出来るかな?ミク…)

割とすぐに"その時"が来る事を、俺はまだ知らなかった。



fin.

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