黒バス夢
□Maison Date
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突然鳴り出す着信音。
土曜の朝の8時だというのに・・・欠伸をしながら、通話に出る。
「オヤコロ、起きるのだよ!今日のおは朝のラッキーアイテムはニーソなのだよオヤコロ、ニーソを履いて来て欲しいのだが」
何を言うだすかと思いきや、おは朝のラッキーアイテムのことだった。私と真太郎は今日デート。真太郎が私の家に迎えに来る時間は10時。流石、部活は休みでもおは朝は見逃さないんだ・・・。
「っ〜、分かった」
「オヤコロのラッキーアイテムは眼鏡だったのだよ」
私のラッキーアイテムを教えてくれるのも日課になりつつある。朝から変な電話をしてくるけど、私は真太郎のことが好き。優しくて、一生懸命で、、、表現するのが下手なだけで、真太郎はいつも優しい。
「じゃあ、10時にオヤコロの家に行くから、それまでには仕度を済ませておくのだよ」
「は〜い」
昨日、相棒の高尾くんに言われた通りスカートにすることにした。そして真太郎に言われた通りニーソを履く。
あっという間に10時になり、家のインターホンが鳴る。すぐに玄関へ行き、鍵を開ける。
「真太郎!」
「・・・うん、行くのだよ」
明らかに私のニーソを確認した。
あえて突っ込まずに靴を履き、歩き出す真太郎の隣へ行く。