リボーン
□酔い覚めに
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『……べるー……』
ユサユサと揺さぶられていることに気づき目を開いた。
前髪越しには彼女。
「おかえり、##NAME1##」
『んふふ、たーだいまー』
ん?なんか、喋り方おかしくね?
いつもはもう少しハッキリとした喋り方なのに、今日はあのカエルのようにダルそうな口調。
少し前髪をよけ、彼女を見るとほんのりと赤い頬にトロンとした瞳。
「酔ってんじゃん」
『えー?酔ってないよー』
「ったく、水持ってきてやんよ」
ソファーから体を起こし、水を取りに行こうとするが、おりゃぁーと体当たりされたと思えばボフッとソファーより弾力のあるベッドに倒れ込んだ。
………##NAME1##と一緒に。
「何すんだ。……ってほんと何してんの?」
『んふふー♪馬乗りしてるのー』
「バカだろ」
『うっさーいー』
ふふーっ、と笑いながらオレに跨がっている彼女。
体当たりした衝動で、露出の多いワンピースはさらに露出している。丈は捲れ上がり、胸元もはだけている。
酔っ払いを襲うような卑怯な真似はしねぇけど、愛してる女の前じゃ理性がヤベー。
「この酔っ払いが…ねみーならさっさと寝ろよ」
『やーよー、せっかくだしこのまま食べちゃっても良い?ベるを』
こいつ…何言っちゃってんの?