人見知り芸人@

□目印
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「ともちゃーん」

「なんですかー?」

「やっぱりふわふわしてて気持ちいい…」





床に座っているバカリズムに後ろから抱きついている有吉。




「最近、デレ期なんですか?」

「かもなー」

「…調子狂うわー…」

「何が?」

「もっとツンツンしてくださいよ」

「んー…俺、本来はこういう感じだし。…ともちゃんは最近、ツンツンしてるよな」

「おっさん二人がデレデレしてたら気持ち悪いじゃないですか」

「いや、関係ないね」

「…まあ、誰も見てませんからね…」

「うん」






そう言って、バカリズムの首筋に顔をうずめる有吉。




「くすぐったい…」




そのままうなじにキスを落とす。



「…っ…ちょっと、不意打ちはやめてー」

「目印…」

「え?」

「ここにほくろあるから」

「え??ちょっと、」



再び同じ場所に口付ける。









「そんなとこにあったんですね」

「うん。他にもいろんなとこにある」

「例えば?」

「背中、鎖骨の下、腰……」

「ああー!もういいです!!」

「全部にキスしてるし」

「……………僕もしてますよ」

「ん?」







有吉の腕の中で器用にくるっと回り、向かい合わせに座るバカリズム。






「目の下とか」


そう言って軽く口付ける。







「ってか、僕も抱きつきたいです」

「あ、デレた」

「……有吉さん細い」

「お前は甘いもん食いすぎなんだよ」

「だって好きなんだもん」

「食べてんの見てるだけで腹いっぱいになるわ」

「…だから痩せてんですか?」

「いや。運動、のしすぎかな」

「下品な下ネタ…」

「親父ギャグよりましだろ」

「…………食べたい」

「は?また甘いもん食うの?」

「…有吉さん食べる」

「バカか」






肩に軽く噛みつくバカリズム。





「痛えよ」

「……甘い」

「なんだそれ」







end


















なんかいろいろ考えてたら、有吉先生の鎖骨とかエロそうだなとか思っちゃったりして。

そしてなんだかんだで、バカリさんって小悪魔っぽいよな…ああ、ドラキュラ?噛みつく??


みたいな謎の思考回路でたどり着いた小説です。

暴走すみませんでしたm(_ _)m





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