人見知り芸人@
□目印
1ページ/1ページ
**
「ともちゃーん」
「なんですかー?」
「やっぱりふわふわしてて気持ちいい…」
床に座っているバカリズムに後ろから抱きついている有吉。
「最近、デレ期なんですか?」
「かもなー」
「…調子狂うわー…」
「何が?」
「もっとツンツンしてくださいよ」
「んー…俺、本来はこういう感じだし。…ともちゃんは最近、ツンツンしてるよな」
「おっさん二人がデレデレしてたら気持ち悪いじゃないですか」
「いや、関係ないね」
「…まあ、誰も見てませんからね…」
「うん」
そう言って、バカリズムの首筋に顔をうずめる有吉。
「くすぐったい…」
そのままうなじにキスを落とす。
「…っ…ちょっと、不意打ちはやめてー」
「目印…」
「え?」
「ここにほくろあるから」
「え??ちょっと、」
再び同じ場所に口付ける。
「そんなとこにあったんですね」
「うん。他にもいろんなとこにある」
「例えば?」
「背中、鎖骨の下、腰……」
「ああー!もういいです!!」
「全部にキスしてるし」
「……………僕もしてますよ」
「ん?」
有吉の腕の中で器用にくるっと回り、向かい合わせに座るバカリズム。
「目の下とか」
そう言って軽く口付ける。
「ってか、僕も抱きつきたいです」
「あ、デレた」
「……有吉さん細い」
「お前は甘いもん食いすぎなんだよ」
「だって好きなんだもん」
「食べてんの見てるだけで腹いっぱいになるわ」
「…だから痩せてんですか?」
「いや。運動、のしすぎかな」
「下品な下ネタ…」
「親父ギャグよりましだろ」
「…………食べたい」
「は?また甘いもん食うの?」
「…有吉さん食べる」
「バカか」
肩に軽く噛みつくバカリズム。
「痛えよ」
「……甘い」
「なんだそれ」
end
なんかいろいろ考えてたら、有吉先生の鎖骨とかエロそうだなとか思っちゃったりして。
そしてなんだかんだで、バカリさんって小悪魔っぽいよな…ああ、ドラキュラ?噛みつく??
みたいな謎の思考回路でたどり着いた小説です。
暴走すみませんでしたm(_ _)m