片想い。

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私には好きな方がいる。

それはけして許されない

恋だから…

私が起きて一番最初にすることは

その恋焦がれている皇子様を

起こすこと、


『――様!白龍様!!
起きてくださいませ』

「ん…」

私は白龍様の布団を奪い取った

『さぁ、朝ごはんの時間です!!
起きないと朝ごはん抜きですよ?』

「…わぁ!!名無しさん殿…」

いつもと同じ起こし方をしているのに
いつものリアクションが来る。

『おはようございます白龍様』

そう言って私は軽く微笑む。

これが、私の一度も変わったことのない

幸せな時間だった



そう




シンドリアに行く前までは…

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