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□厚情
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帰り道 、 私はミノに
こんなことを 尋ねた。
『ねぇ、ミノ?
わたしが キーの 心の傷を 少しでも 癒してあげることは できるかな 。』
どうやって?
って 聞かれたら 具体的には 答えられないし
まず 私が 首をつっこんで 良い話なのかも 分からない。
でも ミノは 笑顔で
『うん、きっと できるよ。
キーのそばに いてあげて。』
と 言ってくれた。
そうか。
何かを するわけじゃなくって
そばに いて キーが 心を開けるように 。
そんな 環境を つくってあげればいいんだね。
『ミノ 話してくれて ありがとう。 ミノも 気をつけて 帰ってね。』
こうして ミノと 別れ
今日 聞いた キーの過去を
思い出しながら
これから どうしようか
という 事を考えていた。