はじめてのおつかい

□Ending
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「あの、少佐・・・」

「なんだい?」

マンションの前までテレポートし、千里は兵部に尋ねる。


「なんでわざわざしょうさが迎えに来てくれたんですか?」


「あぁ、真木たちに探させるなと書いてあったからね。僕が探しに来たんだよ」

「少佐ってそういうとこ真面目ですよね」



しかし千里は兵部自ら探しに来てくれたことをうれしく思っていた。



が。

「あっ!録音するのを忘れてました・・・」


ボイスレコーダーを片手に、しょんぼりする千里。



「澪おねーちゃんのために『すき』って言ってもらおうとここまできたのに・・・」



「千里」


「はい?


「好きだよ」


「えっ?」

 ダメですよ、少佐!」


「ダメ?確かに千里はまだ7歳だけど・・・」

「録音のボタンまだ押してないですよ!少佐」

「いや、千里。今のは・・・」









こうして、千里のはじめてのおしごと―もとい澪のための冒険は幕を閉じた。

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