イナズマイレブン長編夢小説

□初恋の相手
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第0話 約束


「泣かないで、真奈」

『ひっく、だって、だっ、てぇ、お引っ越しっ、したら会えなく、なっ ちゃうっだもん!』

「でも、一生会えないわけじゃないよ」

『会えないよぉっ、だって真奈、お引っ越し何回も、何回もする、からっ』

「…じゃあ、約束しよう」

『っく、ぅ、約、束?』

「僕、大人になるまでには絶対、真奈を見つけ出してみせる」

『本当に?…絶対?約束、してくれる?』

「うん、絶対約束するよ!」



『…約束』

懐かしい、幼い頃の記憶

内容は鮮明に思い出せるのに、何故か男の子の事だけが思い出せない

『大人になるまでには絶対、見つけ出してみせる…か』

私と、顔も名前も覚えていない男の子がした約束

ま、私だって男の子の事忘れてたんだから、あっちももう忘れてるよね

…でも、もう一度だけでも、会ってみたかったかも

『…って、急いで学校の支度しなきゃ!』

父親の仕事の都合で、私は何度も転校を繰り返している

今日から通う学校は、確か雷門中学校!

あ、そろそろお弁当作らないと!

初日から遅刻はまずいもんね




約束の記憶
(さて、学校行こうかな!)
 

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