物語
□龍馬さんの弱み?
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※仁先生視点です※
秋も深まってきたある日のこと。
仁友堂の俺の部屋にどっかりと居座って、あれやこれや好きな事を喋りまくっているのは…
龍馬「…ぶえっっくしょい!!」
仁「ちょ、飛んだ、汚い!」
悪友?の龍馬さんだ。
あれからも忙しくしているらしい龍馬さんだが、ひょっこり顔を出しては 暇そうに仁友堂をブラついたり、恭太郎さんや佐分利先生たちをからかって遊んだり、そして今は俺の部屋でまったり寛いでいる。
…俺もそれなりに忙しいんですけど。
龍馬「おぉぉ〜〜……この所、朝晩ちっくと冷え込むようになりよったのぉ」
仁「そうですね、そろそろ火鉢の出番ですかね」
鼻をズルッとすする龍馬さんに返事しつつ、俺はゴソゴソ資料整理をしている所だった。
そんな俺の様子を気にとめる事もなく、龍馬さんは咲さんが淹れてくれたお茶をゴクリと飲み干して満足げだ。
龍馬「何ちゅうか、あれじゃのう、油やらエレキやらの力でドーン!!とあったこうなる からくりの仕掛けがありゃあ、部屋もすぐにぬくうなると思うんけんど」
仁「………。」
龍馬さんてさすがだなぁ。
龍馬「どういた先生、急に黙って」
仁「あ、いえ別に」
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