物語
□モモタロウ的な。3
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鬼が島へ向かう途中、桃太郎は犬、猿、キジと出会い、きび団子をあげてお供にしました。
猿「あー、やっと来はったで!南方せーんせーー!」
犬「こちらです!」
キジ「待ちくたびれちまったよ、全く!」
道の先で待っていたのは、猿の恰好をした佐分利、犬の姿の恭太郎、キジの着ぐるみを着た喜市でした。
仁「…(えっと) …結構似合うなぁ、みんな……」
佐分利「それ言わんとって下さいよ、結構凹んでますねんから〜!何でワイが猿やねん〜ムキ〜ッ!」
仁「ははは、なかなか似合ってますよー。佐分利先生はお若いし元気いっぱいだから、戦力になりそうですね!」
佐分利「………っ、ハイ!め、めっっっちゃ頑張りますっ!!」←感激中
仁「ふふふ、ハイ」
恭「…私のこれは、柴犬の格好でしょうか…… 武士たるものが、仮にも犬の役とは……」
仁「そのキリッとした耳と尻尾、すごく凛々しいですよ。 誠実で、主君に忠実な印象とか、まさに恭太郎さんって感じです!いつも私の護衛をお願いして申し訳ないですが、恭太郎さんがいると心強いです!」
恭「……! 必ずお守り致します!!」←感激中
仁「頼りにしてます^^」
喜市「何だよーみんなばっか褒められてズルイ!ねぇねぇ〜オイラは〜!?」バサバサ
仁「(うっ…羽根が)すまん喜市…俺…鳥アレルギーなんだ…離れて飛んでくれると嬉しいんだけど……」←目と鼻グジュグジュ
喜市「ええ〜〜〜〜〜〜っ!?何だよぅ!オイラだけヒドいじゃねぇかよぅ!!」バサバサ
仁「イヤあの、喜市…ゴメン…でも、マジで頼む……」
佐分利「…ほれ、先生が困ってはるさかい…。気の毒やけど、きび団子食うたら 上の方で飛びぃ…」
恭「…すばしっこくて賢い喜市には、空からの偵察を任せてはいかがでしょうか」
仁「…そうですね!喜市、大役だ、頼んだぞ!!」
喜市「(たちまちやる気)よぉ〜し!敵を見つけたら、オイラ突っついてやるんだ〜〜〜!!」
三人「(………ほっ)」
やっと合流!
どうなる桃太郎一行!
チームワークがあるんだかないんだか!
・やっぱり続く……