物語
□モモタロウ的な。5
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いよいよラスボス戦直前。
桃太郎一行は鬼の手下と対面してにらみ合っておりました。
が、なぜか、桃太郎のお供たちの表情が固まっています。
佐分利「なっ……(呆然)」
恭「こ、これは一体…」
喜市「うひゃー、やべー、こえーーー!!」
桃太郎のお供たちの行く手を塞ぐように立っているのは、先ほどの門番と同じ格好(鬼のぱんつと金棒)をした緒方先生と、 虎縞模様の着物を着て ツノのカチューシャを身に付けた 初音・茜でした。
緒方「久しぶりやなぁ、佐分利。ちゃんと、南方先生の言わはること聞いて医術の道を邁進してるか。山田とまた喧嘩なんぞして、南方先生のお手を煩わしたりしてへんやろな」
佐分利「………」
仁「緒方先生!ご無沙汰しております!」
緒方「おぉ南方先生!お元気そうで何よりでございます」
佐分利「…っイヤイヤイヤ、緒方先生ーー!お久しゅうございますーー!うわぁーーーー!!……って、久しぶりに緒方先生に逢えたっちゅうのに、ワイこんな猿の格好………!」
仁「わあビックリした、」
緒方「これ、お前はホンマにいつも騒がしい!南方先生にご迷惑かけたらアカンと 今言うた所やないか。ほれ佐分利ここに座ってちょっと聞かんか、ええか、人という字は こぅ 人と人とが支え合うた形になっててやな、」
佐分利「うぅ、しまった……緒方先生の長すぎる説教が始まってしもた……(涙)」
恭「は、初音、なぜ……」
初音「恭太郎様たちを足止めするのが、あちきたちの役目でありんして☆ …少し、ゆるりとお話しとうありんす…」←そっと手を握る
恭「…………」←もう落ちた
喜市「わー!コワイよー鬼だ鬼〜〜〜!!」
茜「ちょっ!何だい、まだアタイ何も言ってないじゃないか!!」
喜市「鬼女だ〜にげろ〜!」
茜「喜市!もう頭きた!お説教だよ、この枝に早くとまりな!」
喜市「やなこった〜!べ〜〜〜」バサバサ
茜「待ちなってば!」
仁「ちょ、ちょっとぉ佐分利先生、恭太郎さん、喜市!!きび団子分の働き、全然してないよ〜〜(涙)」
龍馬「もうヤツらは戦闘不能じゃの」
東「そのようですね」
仁「…あり得ない…」
その時、おじいさんとおばあさんの腕を、誰かがつかみました。
龍馬・東「?」
?「あらァ〜〜こらァ坂本はんに東はん お久しぶりどすなぁ!まァまァまァ こないなむさくるしい場所でお会いできるやなんて!この衣装もエラいお似合いやあらしまへんか へェ〜ちょいと良ぅ見せとくれやす!はっ!あらァ私としたことが こないな場所で立ち話もなんやさかい こちらどうぞ〜〜〜」←息継ぎナシ
東「お、お登勢さん力が強すぎです…」
龍馬「わぁ〜お登勢やめんか〜!先生ぇ〜〜〜〜〜」
2人は鬼の熟女に連れて行かれてしまいました。
仁「……あれっ?うそ… 俺、1人………!?」
続く(;´゚ω゚`)