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□slight 金爆 キャン様
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ブ―――。



携帯が鳴る。

それを始めとして、止めなく携帯が鳴った。

暫く待って、メールがある程度おさまってから携帯を見てみる。




21件。

これは今まで最高かも。

パラパラとめくり、全てのメールを見る。




…7万??

一回で七万出してくれんの?

他のメールを見ても、それ以上の値段は見当たらない。

この人しかいない。

日時と場所を入力して、メールを送った。








私は17歳にして売春行為をしていた。

まあ今だったらそんなに特別じゃない。

私は我ながら、他よりも顔がいいと自負していた。

可愛いという感じではないと思うが。

そんな私が乱れると、受けがいい。

行為後に、満足そうな顔で帰っていく男達を見るのは悪くない。

そして、昔からあまりいい噂はなかった私は、そういう道に歩を進めた。

初めはホントに出来心だった。

ギャル系の友達が私を誘った。

お金が貰えるというのを聞いて、すぐに同意してしまった私。

そして、今に至っている。



手に持つ携帯に、電話の画面が映し出された。

「はーい。」

男「今どこー??」

「ちょうどホテルに入ったとこー。」

男「あー、じゃあ俺の名前いって入って。」

「名前知らないんだけど。」

男「あれ?そーだっけ?名前は豊だよー。」

「分かったぁ。」

返事も聴かずブチる。


それは勝手に体がしてしまったこと。

明らかに焦ってる私がいる。



思ってたより若いかもしれない。

私が今まで相手してきたのは、40代より上だった。

私の言う値段を出せるのも、それくらいの年齢に相応しいのかもしれない。

まぁ、ネットで手を回している私は、そこまで高いお金を要求している訳でもない。

それなのに、勝手にお金だけがはねあがる。


そんな私は、今怖いくらい動揺している。

30代…もしかしたら20代かもしれない。

初めて怖いと思った。



フロントに立ちすぐに通されるのを、私は嫌だと思った。

一室の部屋の前に立つ。

どうしよう。

まだ逃げられるけど……



何を言ってるんだ。

今までどれだけの経験を積んでると思ってるんだ、

大丈夫。


軽くノックをすると、ドアが軽く開いた。





え?



豊「おー、まあ入れ入れ。」


私は言われるがままに部屋に入った。


濡れていない髪を見ると、まだシャワーは浴びてないのだろう。

いつものようにベッドに座り、彼のことを見つめる。


やっぱり若い。

髪が盛ってあるし、メイクもしてる。

この人…どんな人なの?


豊「先シャワー浴びるー?」

「あー、じゃあお先に。」

全てのものをきちんとシャワールームに持ち込む。

扉をしめて、一先ず深呼吸する。

若い人の相手なんて、ほとんどしたことない。

私ってまだまだだったんだ。

そう気づくと恥ずかしかった。

とにかく、髪を上げてシャワーを浴びる。

何故かいつもより倍以上の時間をかけて体を洗う。

それだけでなく、一番気に入らない甘い匂いの香水もふった。


…バカじゃないの?

こんなに気合いいれちゃって。

私は髪をかきあげた。

これはあくまでも仕事だ。

お金をもらうためだけの。

落ち着いてから扉を開けた。

「お先に…。」

豊「ん。じゃあ俺も入ってくるから。」

心臓がはち切れそう。

ずっと戻って来なかったらいいのに。

バスローブしか着ていない胸元を隠すように、縁を引き合わせた。




豊「ただいまー。」

「…おかえり。」

いつもは私からベッドに寝転がって男を誘うのに、今日はそんなことできない。

ベッドの端にちょこんと座ったままだった。

豊「ふーん…。噂とは全然違うんだな。」

「え?」

豊「いや、シャワー終わったら猫なで声で誘ってくるって聞いたんだよ。」

「だ、誰から?」

豊「知らねーのか?お前、結構ネットで話題になってんぞー。」

「…まさか。」

豊「まじでまじで。クールそうに見えんのに、ヤバいくらい乱れるからいいって。」

理解できない。

私が?

そんなこと知らなかった。

…一度書き込みをしたら、流れるようにメールがくるのは、それのせいだったのか。


いつもの私なら、こんな嬉しいことはないって喜んだのかもしれない。


だけど今は悲しいばかりだった。

そんな噂が流れてたことも、彼にそれを知られたことも。

豊「大丈夫かー?」

「ぁ、うん。別になんともないよ。こんなことしてるんだから、それくらい付き物でしょ。」


豊「っはは!!(笑)お前めっちゃ強がってんじゃん。」

「は?」

豊「ホントは…怖くて仕方ないんだろ?」

ベッドに乱暴に押したおされて、上に覆い被さる。

顔が近すぎる。

「こ、怖くなんか…」

豊「声、震えてるのに?」

「そんなことないっ!」

豊「…いつもリードしてたから、リードされるのが怖いんだろ?」

違う違う!

頭を横に振る。

でも、事実はそうだ。

怖がってる。

体で隠しているけど、手は凄く震えてるし。

脚も上手く動かないくらいに固まってる。

「は、なしてっ…」

豊「意味わかんねー。俺はお前になんか触ってねーよ。大体なぁ、てめえみたいなヤリマンを犯すほど、俺はアホじゃねーんだよ。」
私からパッと離れて、見下したような目を向ける。




私だってホントはこんな仕事したくない。

中毒みたいなものなんだ。

お金は何よりも儲かる。

警察にも見つからないし。

抜け出したい。

初めて思った。


流れる涙をそのままに私はいった。

「私…これから抜け出したい…。ホントはもう嫌なのっ!体も…ぼろぼろだし。」

そう。

避妊をしない私は、何度も妊娠をした。

その度におろして。


彼にだけは…この気持ちを知ってもらいたい。


豊「それなら、止めればいいだろ。」

「止めたいよ…。止められないんだもんっ!」

軽くため息をつく彼。

呆れられちゃった…かな?
豊「…じゃあ今日から俺の女な。」

「…ぇ?」

倒れ込むように私を抱き締めて、耳元で囁く。

豊「俺意外としたら、お仕置きだかんな。」

私が理解に苦しんでいるうちに、彼の手がバスローブに入り込んだ。

胸に手が当たり、優しく揉み始めた。

強くされたり、弱くされたり、弄られてるって感じ。

次第に顔が胸に近づいていく。

息がかかって、体が捩れる。

それを鬱陶しく思ったのか、片足を私の脚にのせて、片手で手を一纏めにし、頭上で固定した。

なんて器用なんだろう。

小柄だから、リーチはあんまりないと思うのに、巧みに体を動かす。

乳首を舐められて、背中がぞくっとなった。

暖かい舌が舐めあげる度に、そうなる。

「ふ、ぁん…んん…//っあ!」

軽く噛まれたりもした。

強く吸われたり。


つ、と唇が離れた。

顔を見ると、満足そうにした舐めずりをしている。

狼みたいな目だった。

だけど、それがあまりにもセクシーで妖艶な光を帯びているから、吸い込まれてしまう。


脚が、私の脚を割ってはいってきても、その目に見とれたままだった。

脚が開いたことにより、バスローブの前が開く。

邪魔だというように帯紐もぱっと解かれてしまった。

何も纏わない様子になる。

豊「えっろい身体。お前いくつだっけ?」

「17…///あんま、見ないで…//」

ふーん。

って言って、伺わしい顔をする。

よく見れば可愛い顔をしている。

こういう遊び人が結構いることは知っていた。

悪友伝いで紹介してもらったこともあった。

援交するほどお金はもっていなかったし、長い付き合いになるのは私がいやだった。

だから、すぐに別れたけど。

この人はそんな感じじゃない気がする。

溌剌とした感じが伝わってくる。

身体を愛撫する手もやる気に道あふれてるって感じ。

私が見とれたような顔をしていたのかもしれない。

豊「何見てんだよ。」

凄みはあったが、面白がっている感じも伝わった。


すると、目が何かで隠される。

「ちょっ!い、やっ!」

豊「たまには虐められんのもいいだろ?」

抵抗できないまま、脚を掴まれる。

それだけで身体が反応する。

格段に感度が良くなったのは目にみえていた。

脚が開かされる。

ぐちゃぐちゃになったアソコが丸見えになっているんだろう。

次に何をされるか分からない私は、身体に神経を集中させた。

脚を持つ手に力が入り、暖かいものが這う。

舌だとすぐわかった。

最初は軽く舐める程度だったのが、激しくなっていく。

卑猥な音が部屋に広がる。

「あ、ぁぁん////そ、の音ぉ、い、やだ///ああっ///」

突起を捲られて、直接舐められるとびくっと身体が跳ねる。

顔を下の方にずらしていくけれど、さっき舐めていたところもおろそかにはしない。

指で突起を擦りながら、舌が入り口をまさぐる。

焦らすようになかなか中に入れてくれない。

「あぁ…ん…///あの…な、中も…お願い///」

豊「何をどうすればいいか、全くわからないんだけど。」

「ぅあ…///ん…わ、私の中に、豊の舌を…入れて?///」

豊「入れてどうしてもらいたいわけ?」

「んんっ///あん…その…、舐め、て?////」

何も言わず、代わりに舌が中に入ってきた。

奥まで届かなくても、全然気持ちいい。

荒い呼吸で激しく舐められると、ヤバい。

それだけではなく、突起も指で挟まれて擦られているから、イっちゃいそう。

豊「んん?」

って豊がなんか言ったけど、意味わかんない。

「はぅ…ああん///あ、あぁっ///イくっイくぅ///」

なんか出そうっ!


やだっ…!




止めてって言えず、叫び声をあげる。

「あぁぁぁぁあ!!!////」

耐えられないくらいの快感が走り抜けて、身体が浮いた。


豊「…ぁーあ。潮吹きとかありえねー。顔射は免れたけど、体びしょびしょなんだけど。」

どーしてくれんのって聞かれたけど、私は悪くない。

こうなるくらい攻めたのはそっちだし。

私は目隠しされてて、不利な状態だったし。

問いに応えられないでいる私を少しからかうように笑った。

豊「んー、じゃあ中だしさせてくれたら、許すわ。」
「…それだけ?」

豊「女からしたら大事なことだろ?」

「私には…そんなことないよ。」

そっけなく返事をして、私の秘部を広げた。

固いものがあてがわれる。

やっと入れてもらえるんだ。

充分に濡れたそこは簡単にそれを呑み込む。

奥にあたるそれが気持ちいい。

「ひゃぁぁ////あぁん////や、気持ちいっ////あぁ///」

豊「もう潮吹きすんなよ?」

真面目になにいってるんだ。

でももう大丈夫。

「んぁぁっ////は、ぁぁ///んん、気持ちいぃ///」

一度イっている私は、もうイきそうだった。

早いのは分かってる。

だけど、抑えられないし。

豊「まだ、ダメだからな。」

私の言いたいことがわかったようだ。

「む、りぃ///」

豊「…だらしねーな。」

それを言うわりに、嬉しそうなニュアンスがこもっていると感じるのは、私の気のせいだろうか。


イかせたくないなら、動きを止めればいいじゃないか。


でも止まってほしくないと願う私がいた。

気持ちいい。

こんな感情になったのは初めてだ。

「あん///あ、あぁ///はぁ、ダメっ!!//」

豊「あ、まった。もうちょいだから…。」

私は頑張ってイかないようにしていた。

豊の動きが早くなったのに気付き、もう我慢しなくていいかな?って思う。

「ぁ、///…いい、よね?//」

豊「ああ。」

素直に快感を受ける。

手が自然とシーツをつかみ、身体に力がはいる。

豊が低く唸って、中のかさが増えた。

それのせいで私も身体を震わせた。
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