逆転裁判*短編

□帰り道
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学校が終わるチャイムが鳴る。


「んーーっ終わったー♪」


椅子を少し引き、背伸びをする。


「名無しさんー!今日、先生に用事があって遅くなるから先帰っててくれない?」


真宵が言う。


「あっそうなんだ?うん、わかったよ!」



「うん、ごめんね!またあしたー!」



「大丈夫だよー、ばいばいー!」


そう言って手を振る。


そっかあ、今日は帰り道一人かあ。


ちょっぴり寂しいなあなんて思ったりする。


帰り道の途中で薄暗く、人通りの少ない道があり、少し怖さを感じる。


なるべくなら、ひとりで通りたくない。


「しょうがない、帰ろう」


そう言って、立ち上がり校門を出る。


私は1ついい案が思い浮かんだ。


成歩堂さんに電話しながら、帰るのはどうだろうか。と。


迷惑かなあ…?


ひとまず、メールで確認してみよう。


歩きながら、メールを打つ。


「送信っと!」


ひとりでこうやって歩いていると、普段は見落としがちな


風景が目に入る。


そういう発見をするのも、結構楽しい。
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